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チップ制度を日本で大炎上?ホリエモンや鴨頭に外国の人も嫌悪感の理由!

チップ制度を日本で大炎上?ホリエモンや鴨頭に外国の人も嫌悪感の理由!
チップ制度を日本で広めようとする動きが炎上騒ぎになっています。

 

海外では飲食店の店員やホテルマンにお礼の気持ちを込めてチップを渡すのが当たり前の文化となっていますが、それを日本でも導入しようとする運動です。

 

その運動の中心人物となるホリエモン氏と鴨頭嘉人氏らが始めたこのチップ制度にネット上では批判が殺到しています。

 

このチップ制度の炎上騒ぎは外国の人にも注目され、外国からも否定的な意見が出ているほど。

 

一見そこまで悪い制度ではないように見えますが、なぜここまで炎上しているのでしょうか?

 

そもそもホリエモン氏や鴨頭嘉人氏はなぜチップ制度を提案しているのか。

 

今回の記事では今大炎上中のチップ制度についてまとめました。




チップ文化制度を日本で大炎上の理由


❝日本にチップ文化を❞

とホリエモン氏や鴨頭義人氏が発足したチップ制度に、SNSでは批判が集中しています。

 

チップはレストランやホテルの従業員に、感謝の意を込めてお金を少しばかり払う一部外国では当たり前でもある文化です。

 

が、これがなかなか複雑なんですよね。

 

チップ文化がある外国では、

ウェイターが食事を運んでくれた

景色のいい席を用意してくれた

ホテルマンが荷物を部屋まで運んでくれた

など、1つ1つのサービスに対しお礼としてチップが支払われます。

 

これって日本ではごく普通のサービスですよね。

 

リーズナブルなラーメン屋さんの中でも、上記のようなサービスを当たり前のようにしてくれるお店もあるくらいです。

 

ただチップ文化のある外国ではチップを払うのが当たり前、その分従業員は低い給料で雇われています

 

日本のレストランの料理やホテルの宿泊費にはサービスも含まれているため、チップは本来必要ありません。

 

だからこそ日本ではお客の客層問わず平等にサービスを受けることができるのです。

 

チップありき前提でレストランやホテルの企業が従業員の給与を減らしたらどうでしょう?

 

店員が「チップをください」と言ってきたり、チップを払わなかっただけで店員が無愛想な態度を取ってきたらどうでしょう?

 

大クレームですし、そんな従業員を雇っているお店は口コミでボッコボコにされるはずです。

 

もし日本でチップ文化が根付いてしまったら、今までの日本の長所でもある文化を崩しかねません。

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チップ文化制度でホリエモンと鴨頭に利益が?


(プペルで名を馳せた彼も主軸にいましたね。)

またチップ文化を広ませようとする動きに怒りの声を挙げる理由がもう1つあります。

 

それは、ホリエモン氏や鴨頭氏らのチップ文化制度には導入に料金が発生します。

 

店舗にチップ制度を入れる際に、20,000円のチップキットを購入する必要があり、さらに毎月500円の管理費を支払わなければなりません。

 

え?高くないですか?

 

チップ制度をやりたいお店だけが勝手に始めればいいだけの話で、なぜ料金が発生するのか、どこか金儲けを目的とした匂いがするのが否めませんね。

 

というか、優秀な経営者であるホリエモン氏と鴨頭氏にプペルの映画監督など、サブスクリプション課金の天才たちによる企画なので業火…いや豪華な火力とも言えます。

 

良くない文化を広めて、それが金儲けのためとあったら溜まったものじゃありませんし、よくも悪くもお金の動きが露骨なのが炎上のポイントなのかもしれません。

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ホリエモンがチップ文化制度を提案する理由


(チップはチップでも、ポテトチップの販売で止めておいて欲しい気も……)

チップ文化制度鴨頭氏が先頭に立って始めたプロジェクトですが、鴨頭氏に助言をしたのがホリエモンです。

 

つまりカリスマ的リーダーにカリスマ的参謀が付く形になっています。

 

鴨頭氏がチップ制度を最初電子マネーで始めようとしたのですが、いろいろ手続きなど壁が生じ悩んでいました。

 

そこにホリエモン氏が紙で書くアナログ形式を提案、今のチップ文化制度が誕生したのです。

 

ホリエモン氏本人がチップ文化制度を提案する意図は明言していません。

 

ただホリエモン氏は海外に行った際、チップだけで1日数万円稼ぐ店員がいることを知ったそうです。

 

チップをもらえるということはそれだけいい接客をしているということですが、日本ではどれだけいい接客、サービスを提供しようとも店員がもらえる額は給料のみです。

 

サービスの見返りが平等なのがかえって店員の接客の質に悪影響を及ぼしかねません。

 

チップ制度があればサービス向上に繋がるのではないかとホリエモン氏は考えているのではないでしょうか。

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鴨頭 嘉人がチップ文化制度を提案する理由


チップ文化制度を提案した張本人である鴨頭氏もまた外国の接客に感銘を受けた1人です。

 

自身のブログで、外国のレストランを訪れた際に、店員のおもてなしが素晴らしく、まるでディズニーランドのキャストのようだったと語っています。

 

なぜそこまで店員の接客レベルが高いのか、やはりそこにはチップがあるからです。

 

チップの存在が店員の働きがい、モチベーションアップにも繋がっていることを証明しています。

 

またお客側も最高のサービスを受けるのにお金(チップ)を払うのは当たり前のことだとも話しています。

 

チップ文化を浸透させることでお店で働く従業員が自分の価値に気付ける機会を与え、さらに経済活動をまわすきっかけになればというのが鴨頭氏の意図です。

 

個人的には鴨頭さんのように接客によって感動したなら、そのお店の常連になって差し上げた方がお店のモチベーションにつながるような…。

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チップ文化が日本に適応で外国の人が嫌悪する?


チップ文化制度への批判の声には、外国の人からも挙がっていました。

 

チップを払わなくても充分なサービスを提供してくれる、従業員側もチップが無くても充分な給料がもらえる、それが日本の美点だと外国からも評価されています。

 

実はチップ文化は、チップ文化のある国の人々ですら嫌悪されているのです。

 

前述したように、チップがある国では従業員の給料はチップ無しではとても生活できるほどではありません。

 

レストランやホテルを利用しても常にチップのことは考えないといけない、額はほんの気持ち程度で済むこともあれば、代金の20%ほど払わなくてはならない場合もあります。

 

日本人からすれば面倒くさいですよね。

 

そもそも、そのような関係性を持ったされてしまうお店って絶対に心理的にリピートし難いなって思います。

 

またチップがあることで従業員の間で不公平が生まれます。

 

従業員によってチップをもらえる額はバラバラ、レストランでいうなら厨房よりホールで働く人の方が当然多くもらえます。

 

男か女か、イケメンか美人か、高齢者か若者か、従業員の見た目によって左右されることも外国ではざらです。

 

チップを多くもらえるかは技術でもありますが運次第なところもあり、チップの存在がかえって従業員のモチベーションを損ないかねません。

 

つまりただでさえ人手不足の飲食業界なのに、従業員だけでなく雇用者にとっても悩みの種が増えそうなサービスでしょう。

 

賃金の低下、マナーの強要、差別、それらが問題視されているチップ文化を今さら日本で取り入れようとしている様は、外国の人からすれば嫌悪されるのも理解できますね。

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チップ文化制度が日本で大炎上のまとめ


ホリエモン氏、鴨頭嘉人氏らが発足した「チップ文化制度」は、多くの人が広まることを望んでいません。

 

チップがあれば従業員のモチベーションアップにも繋がるでしょうが、チップの存在によって不公平感や差別を生む恐れがあります。

 

またレストランやホテルが

 

「チップがあるから給料下げるね」

 

なんて言い出したらどうなるでしょうか。

 

チップがなくても最高のサービスを提供する接客、充分な給料をもらえている環境、それが覆ってしまいそうな悪評判な文化に、批判が殺到するのも無理はありません。

 

多くの声で挙がっていましたが「払いたい人が払えばいい」これに尽きるもので、マナー化にするのは正直やめていただきたいものですね。

 

ただ、今回のチップ文化制度は提案した人たちへの利益が高いという点が炎上の要因でもありますが、ホリエモン氏や鴨頭氏などのおかげで【チップ文化】が定着していない日本のサービスの美点やありがたさを噛みしめる良いきっかけになったようにも思えます。

今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。