日本学術会議のあり方が今なお話題になっています。
マスメディアなどの報道では日本学術会議のあり方に対してはポジティブであり、批判すべきは政府にあるように報道されているようです。
しかし、ネットでの反応は真逆で、日本学術会議に対してはネガティブで辛辣な意見が溢れているのが現状ではないでしょうか。
僕もネガティブな情報ばかりを収集しているので、日本学術会議に対してはなかなか公平に評価出来ない難しさも感じています。
はたして日本学術会議のあり方や活動の実態はどの様になっているのか。
今回の記事では日本学術会議のあり方を会員の給与や手当に旅費の部分から実態を調査してまとめました。
日本学術会議の会員の給与や手当に旅費は?
今回の記事の情報源はマスメディアやネットに大手動画サイトの人気YouTuberの意見よりも、より公式性の高い引用元を選びました。
その情報源は、
日本学術会議における活動の手引
を元に調べました。
引用元のURLは下記になります。
全部で26ページあり、日本学術会議の組織図や活動内容などが図なども含まれて、わかりやすく紹介されています。
ただ、ネット上の記事や動画などよりかはだいぶ読みための集中力が必要になるかもしれません。
この日本学術会議の手引によると、会員は国家公務員関係の法令に基づき手当(給与に相当)や旅費などが支払われるようです。
文言としては記載されていますが、具体的な金額などはそれぞれの活動によって異なるみたいですね。
日本学術会議の会員の具体的な手当(給料)とは?
なんとなく日本学術会議という日本国内の中の最高峰の科学者達の中から選ばられた人材の集う組織のため、手当(給料)も相当高いと僕は考えていました。
しかし、僕も含めて世間では日本学術会議の会員は相当な手当をもらっているだとうと言う予想は、日本学術会議と縁を持つ人の視点を聞かせてもらったところ、その実態は少々違うのではないか?と感じました。
平成25年3月31日までの日当手当など日本学術会議の会員は、受領に関する意向確認票などが配布されたり、場合によっては内閣府から日当の辞退を促されることもあったそうです。
なんだか日本学術会議の会員になれたら自動的に手当(お給料)がもらえるものだと思いこんでいただけに、一般企業と同じかそれ以上に経費に厳しそうな印象を持たされました。
日本学術会議の会員の旅費までも削りたい政府の思惑
日本学術会議は政府に対して傲慢な物言いがまかり通ることがネット上では当たり前の事実として広がっています。
ですが、実際は政府としても常に日本学術会議に対する予算は潤沢なわけではなく、切り詰めれるとことは努力して欲しいと願っているそうです。
なので、日本学術会議の会員になった科学者の中には、政府から手当(お給料)の辞退をお願いされるだけでなく、旅費も辞退して欲しいと申し出ることも。
僕の中では日本学術会議の会員になれば、国からのお墨付きで研究費も旅費もじゃぶじゃぶ使えると思っていたので、想像していたよりも予算に厳しい組織なのかもしれません。
その【旅費】に関しても、地方の日本学術会議の会員であればたいていの場合の旅費は経費として出してもらえるそうですが、都内在住の会員には旅費が出ないこともあるそうです。
なんだか調べれば調べるほど旨味の無い肩書きになってしまう気も少ししてきます。
そんな日本学術会議の存在意義や昨今のメディアでの日本学術会議の扱われ方も詳しく記事にしていますので、お時間を分けていただけるようでしたらぜひご一読ください。
日本学術会議の会員の報酬や旅費は本当に高額なのか?
日本学術会議の会員という国内でも非常に狭き門であり、選ばれることは名誉であると考えれば報酬だって高くもらって当たり前と思うのが普通です。
それも、選ばれし者(日本学術会議の会員)であれば政府からのあらゆる優遇や権威を身にまとい憧れの存在だと思っていたのですが、こちらも現実は少々違うのかも…。
実際のところ日本学術会議の会員の報酬は決して高額では無いと思われます。
その考えの根拠になるところを紹介させてください。
日本学術会議の旅費から見える予算の厳格さ
日本学術会議の会員は出張の際にも内閣府から旅費を受ける書類に毎回捺印を押す必要があります。
それは公務員として当たり前のことだと思いましたが、時として交通費の申請書類には鉛筆で【支給辞退】と書かれていることもあるそうです。
これは出張する会員の意向は無視されて、内閣府の事務官が書いていたそうです。
こうやって日本学術会議の会員の方の視点で情報を探してみると、思っていたよりも内閣府に対して傲慢というよりも、内閣府に対して強気に出れない立場なのかもしれません。
そして、地方などの遠方の会員であればほとんど通る旅費の申請ですが、都内在住の会員であれば、たとえ八王子や小岩に和光など都下や県境に在住のそこそこ交通費がかかる会員でも旅費は出ないケースが多いそうです。
なんだか零細企業のサラリーマンの出張費に近いような親近感も湧きますし、内閣府による予算の厳格さを感じずにはいられません。
日本学術会議の海外出張の旅費がすごい
日本学術会議は科学者の国会とも言われ、創設当時は選挙で会員を選ばれていた時期もあります。
なので本当に名誉職とも言えるくらい選ばれることはすごいことのはずです。
そしてその日本屈指という肩書きと名誉を持つ科学者である日本学術会議の会員は海外出張の機会も、増えるはずです。
なので、旅費として海外出張費は当然出るだろうと思われるかと思いますが、学術会議などの公務での出張に関わらず自腹というケースもあったようです。
もちろん全部が全部自腹という訳ではないと考えられますが、それだけ内閣府の日本学術会議の会員への経費に関する厳しさというか財布の紐の堅さがあったということです。
これは日本学術会議の会員のほとんどは多忙な本業を持ちながらも学術会議の提言をまとめたり、中にはもともとの給料額が民間の企業に勤めているかたと比較すると低い会員さんもいます。
そのため、生活自体が日本学術会議の会員になれば安泰という訳ではないようです。
日本学術会議の活動の実態を調査
日本学術会議の活動や、会員による活動の実態は上記でもお伝えしたように、高額な税金泥棒とまで言われるほど税金を好き放題使えるということはありません。
むしろ本業である国立大学の教授や科学者としての仕事の合間を縫って、僅かな報酬をもらいつつ日本学術会議の活動に参加している人ばかりです。
日本学術会議の会員の仕事として膨大な数の提言は日本学術会議のHPの提言というページに紹介されています。
下記にリンク先を載せて言いますのでよろしかったらタイトルだけでもご覧ください。
僕は今後も日本学術会議が国民にとって不利益な提案や報告などがあれば、それも記事にしたいと思っています。
ですが、しっかり国民のために尽力した会員の提言などもあれば紹介させてもらいたいです。
ただ一つひとつの日本学術会議の会員の提言や報告に目を通すのがとても大変だなと言うのが正直な感想ですが、日本学術会議の会員による膨大な時間をかけた努力の内容を誰も読まないというのも気の毒ではあります。
実際のどんな活動をしているのか?
それが本気で気になり、日本学術会議の傲慢さを叩くという使命感のある人でしたらぜひとも全ての提言や報告等に目を通して、日本学術会議の会員の提案に対して非を伝えてさしあげてください。
日本学術会議の会員の給与や手当と実態のまとめ
日本学術会議の会員の手当(給与)や旅費に関する部分は内閣府の厳しい目が存在するようです。
そして日本学術会議の活動の実態はどのようなものかを調べるには、
を見ていただき、そこに書かれている内容を読んでから批判すべきところを探すのが最も良いのではないでしょうか。
今の世論では、日に日に日本学術会議への強い風向きを感じます。
東北大震災で苦しんでいる人が多かった頃に復興増税の提言や、今年の7月から始まったレジ袋有料化などの国民にとっては全く嬉しくない提案などが驚くほど目立っています。
上記のリンクから日本学術会議の会員さんが多大な労力をかけたにも関わらず国民を結果的に苦しめる提案が更に見つかるかもしれません。
ですが、中には日本学術会議の会員による、本当に国民の暮らしや日本にとって有益な提案も絶対にあるはずです。
それに長い目で見たら、短期的に見て最悪の提言や報告も意外と考えられたものだと気づくこともあるかもしれません。
今後も日本学術会議に対する風当たりの強さは続くとは思いますが、本当に叩きたいとお考えであれば、ぜひ日本学術会議の公式サイトや提案・報告等にも目を通していただければ幸いです。
さらに、日本学術会議の会員が世の中を、日本を良くしたいと願う提案や報告があれば、それも世に広めてもらえればと思います。
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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