内田樹氏によるツイッターは政治経済に興味を持つ方であればチェックしている方も多いかと思われます。
実際に内田樹氏をヤフー検索エンジンを利用して調べると、その検索候補には「内田樹 ツイッター」が真っ先に上がっています。
先月の安倍首相の辞任表明の前日などは「内田樹ツイッター ツイッター」という検索候補が上がり、どんだけ内田樹氏のツイッターをしりたいのか!?と思えるほどに内田樹氏を検索する人の、彼によるつぶやきに対する需要の高さに驚かされました。
そのくらいに内田樹氏による発信に注目をしている人がいるということですね。
しかし、先月の安倍首相の辞任表明の直前につぶやいた内容はいまだに情報漏洩ではなかったのか?という意見や、仕事上の情報を漏らすことによる守秘義務はどうなのだろう?という意見が飛び交いました。
今回の記事では、今後の情報漏洩の観点から内田樹氏のつぶやきによる守秘義務の適用ラインはどこなのかを調べてまとめました。
内田樹のツイッターは情報漏洩でアウトでは?
新聞社二社から相次いで「安倍政権の総括」原稿を頼まれました。28日に辞意表明の確率が高いということでの予定稿です。村上春樹ノーベル文学賞受賞の予定稿は毎年書いてますけれど、安倍総理辞任の予定稿ははじめてです。🥺
— 内田樹 (@levinassien) August 26, 2020
上記のつぶやきが先月大きな話題を生んだ内容です。
安倍元総理は連続在任日数を歴代総理の中でも1位という凄い記録も生まれていたばかりでしたが、内田樹氏による「安倍政権の総括」という原稿の依頼を受けたことと、辞意表明の確率の高さについての予定稿であるという受注内容をつぶやかれていました。
正直、このつぶやきに対する反応としては、受注予定の仕事内容をSNS上で発信してしまうのって情報漏洩の観点ではアウトなのでは?と思われた方もいたそうです。
しかし、あくまでも憶測の域かもしれないし、本当だったら凄いことだぞ!という注目で話題になりました。
内田樹のツイッターでのつぶやきに守秘義務や情報漏洩の問題は無かったのか?
内田樹ヤベぇな…
得意げにツイートしてるけどこれ、要するに解禁前の情報漏洩っすよ。
思想の左右を問わず、ビジネス上信頼してお付き合いはできない相手だって事になってしまうよ?
ボケるにはまだ少し早いんじゃないかね? https://t.co/H68wAOiLAF— ぢ。 (@dilawjp) August 26, 2020
元々、発信する言葉に影響力の強さもあり、安倍政権を好ましく思っていない人達にとっては内田樹氏による考察や未来予想に対する関心の高さからも相当バズったようです。
そのため本当に安倍総理が辞意表明したら、かなりの情報漏洩だろ?と思われていたら、本当に内田樹氏の受注していた内容通りに安倍首相の辞意表明がつぶやきにあった28日に報道され、驚きの事態になりました。
特に世の中に混乱をもたらすほどの影響はなかったものの、時と場合によってはこのような未来予測によって人の動きは過激になった可能性もあります。
そうなれば仕事上の守秘義務や情報漏洩に関するお咎めは免れなかったのではないでしょうか?
しかし、このようなつぶやきの後も、特に内田樹氏はツイッターを継続していますし、「最低限の仕事上の仁義」などの声や仕事上知り得た情報の発信に関する異論については一切反応していなかったことから問題は無かったと見られています。
ただ、今後ビジネス上の付き合いを考えると、執筆を依頼する側のとっておきの解禁前の情報などを元にした仕事の依頼は減る可能性も十分有り得そうです。
内田樹のツイッター内容から守秘義務の適用ラインは?
内田樹氏は先月の安倍首相辞任に関する記事の受注をツイッターでつぶやいたことで守秘義務の観点から、その適用ラインはどうなったのか気になる方も多いとは思いますが、いまだにお咎めは無いようです。
つまり、かなり機密性の高い情報だと思ったのですが、内田樹氏への守秘義務違反による罰則などは無かったと思われます。
もともと内田樹氏は思想家や大学教授としても社会的な立場が強いため、依頼者側も内心では相当解禁前の情報を発信された事実に困っていても、守秘義務違反で争うことによるデメリットがあまりにも大きすぎるなどの計算も働いているのでしょう。
守秘義務とはどのような仕事や職種に発生するのか
そもそも守秘義務を簡単にお伝えすると、適用される代表格は弁護士など「士」のつく有資格者にはほとんど課されていると考えられますが、士業以外でも仕事上知り得た内容を一切口外しては行けない義務のことを言います。
僕の知人などはやたら守秘義務という存在を強く意識しているのか、「今日仕事どうだった?」と聞いても、「守秘義務があるから」と別に大したことじゃなくても、自分の都合割るい事を言いたくない時に使っちゃう人もいますが、それでも、万が一の事態を避ける点では良いのかもしれません。
他にも、看護師さんなど医療に携わる人は、身内や親しい人の容態をどうしても知りたいと切に願う人への容態の報告なども守秘義務によって伝えてはいけないとされています。
できることなら、症状を伝えて安心させたてあげたい気持ちや、本当に重篤な状況であれば、ご家族に覚悟が出来る時間を提供させたいという気持ちもあるようですが、看護師さんの個人的感情よりも守秘義務が優先されるため、患者の身内の方にも情報が伝わらないこともあるようです。
内田樹のツイッター内容による情報漏洩のまとめ
内田樹氏のツイッターの内容は客観的に見ても明らかに仕事を依頼する側にとっては守秘義務であろう内容だと思います。
僕のお世話になっている銀行に勤めていた方の意見としては、これだけでかい情報を解禁前にSNSでつぶやいていたら即クビだと言っていました。
今はコールセンターなどの派遣社員として働く人の間でもコンプライアンスの徹底と守秘義務や情報漏洩に関しては年々厳しくなっています。
しかし、今回の内田樹氏は社会的な権威や世に広める影響力の強さから、依頼した側としては守秘義務などで揉めたくなかったのではないかと予想できます。
これが社会的な権威も無い組織の一部として必死に働く人であったなら、守秘義務や情報漏洩に関する想像を超えた違約金などの発生と仕事を失う可能性もありますのでお気をつけください。
著名人が例外的に大きな情報を解禁前に発信してもお咎めがないというのは極めて珍しいケースですので、職務上知り得た情報をSNSで発信することは控えるよう意識していただければ幸いです。
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