前川喜平氏による日本学術会議の任命見送りの責任は菅総理一人にあるという発言によって、この報道のコメント欄は大きく荒れています。
日本学術会議を問題にした自民党政権への批判は今の国民感情からしたら、火に油を注ぐような結果になるのは想像に難くないのですが、色々語られていましたね。
退職後の守秘義務なんて無いのではないか?と思えるほどに前川喜平氏は立憲民主党による意見聴取で文部科学事務次官の頃の日本学術会議と政府とのやり取りを公表しています。
そのことが炎上を引き起こしていますが、はたして前川喜平氏の菅総理への責任説明を果たすべきという主張は日本学術会議にとって援護射撃になるのかについても記事にまとめました。
前川喜平が日本学術会議の問題への政府批判で炎上
今なお国民の感心が集まる日本学術会議ですが、個人的には日本をより良くしようと本気で考えている研究者の努力の詰まった場所であり、存続意義もあるのではないかと考えています。
ただ、日本学術会議には日本をもっと良くしたいと本気で願う学者も多く所属しているにも関わらず、今のメディアで発言をしている日本学術会議の会員の方々は少々語気が荒いというか、傲慢な言い方が目立っているように国民からは受け取られています。
そのような状況で、さらに前川喜平氏による菅総理に対する尖った発言である、
「責任追及の標的は菅首相ひとり」
との発言には、この情報を読んだユーザーの中には【標的】などという表現を使う時点で、言葉の選び方が足りないと感じた人もいました。
前川喜平さんご自身は高い教養や学歴という下地に加えて文部科学事務次官というエリート中のエリートなキャリアを持っていらっしゃる人物です。
ですが、過去の素行にも色々な問題を抱えているため、国民からの信用は決して高くはありません。
前川喜平氏に対する世間の印象や先入観
前川喜平氏は学歴から経歴までを調べると、非凡な能力の高さを感じられます。
そに加えて相当な努力で出世を果たした人物でもあるため大きな影響力をお持ちの人物です。
しかし、前川喜平氏をYahoo検索で調べると【ツイッター】【貧困調査】【天下り】【退職金】というキーワードが検索候補に挙がり、それらを一つひとつ読み上げると世間が彼をどのような目で見ているのかがわかってきます。
上記の検索候補の中でも【貧困調査】は非常に政治家にとって持ち合わせて欲しい感覚の1つですが、その調査を出会い系BARでやってしまったというか、出会い系BARに行ってしまったことを貧困調査として言い訳してしまったのが良くなかったのかもしれません。
前川さんご自身はもしかしたら深い意図があって出会い系BARへの視察なのかもしれませんし、貧困調査ということも嘘ではないのかもしれませんが、世間は前川さんの考えには同調されないというのが現状です。
本当に貧困調査であれば、そのような誤解を受ける場所をリサーチの対象にするよりも、都心のホームレスの方や台東区の元山谷と呼ばれる地域の宿泊施設に泊まられている方から意見を聞かせてもらう方が実状を理解出来るはずです。
前川喜平氏のツイッターは多くの国民が見ている
個人的に人物名をYahooやGoogleの検索窓に打ち込んだ時に真っ先に【ツイッター】が関連表示される人は、ご自身の発言に対する隙があまりにも大きいように思えます。
フォローされることで自己顕示欲やご自身の影響力の大きさを知ることが出来るツールなので前川喜平さんにとっても生活の一部なのかもしれません。
ですが、彼が国民に今も心良く思われない点は、ツイッターによる発言の影響が決して少なくはありません。
マスコミが前川喜平を嬉々として使ってる時点で終わっとる
学術会議の件、政府への批判を信憑性のあるものにしたいなら前川喜平はやめとけよ— 日向ぼっこフェスティバル (@muscat_delice) October 13, 2020
上記のつぶやきのように日本学術会議の正当性や世の中を良くするための研究をしている方も多いにも関わらず、立憲民主党のヒアリングに参加した前川喜平氏のコメントを大々的に紹介するのは日本学術会議にとってもマイナスなイメージにつながる可能性もあります。
前川喜平氏学術会議委員任命の件につき批判コメント
政府関係事案には必ず批判コメントする
彼のこの執念は、よほど旨い天下り先が予定されていたが
ホゴになってしまった恨みとしか思えない— きよちゃん (@takagiyoshihis2) October 13, 2020
とにかく前川喜平さんにはネームバリューが相当あるため、そのコメントは内容によりますが、賛否が分かれる諸刃の剣とも言えます。
菅総理への辛辣な意見は、政府に対しても日本学術会議に対してもあまり良くない空気を与えているように感じました。
前川喜平の発言は日本学術会議に影響があるか?
前川喜平さんの政府に対する批判というよりも、菅総理に対する具体的な前川さんの文部科学事務次官という職務の中で経験したことによる批判は、個人的には過去の職務内容の暴露であり、守秘義務という概念を全くを守らない人だなと言うのが率直な感想です。
しかし、それを高く評価する声もあります。
前川喜平さんが安倍政権の時代に文部科学事務次官でいてくれて、本当によかった。
本当のことを市民に広めてくれる。菅首相も加藤官房長官も、学術会議人事介入の理由を後付けする。でも、それはどれも破綻している。根本にウソがあるから。菅政権は安倍政権の体質そのものです。#がんばれ毎日新聞 https://t.co/CgXMB9NSQJ— tico (@tico12330537) October 13, 2020
上記のように左側に傾倒する度合いが強ければ、前川喜平さんの発言の価値を受け止めてくださっていますが、僕にとってはもともと政府の立場にいた人間の暴露という時点で日本学術会議への援護射撃にはなっておらず嬉しくはありません。
もっとも日本学術会議への信用回復につながるのは下記の公式サイトを一人でも多くの国民に見てもらうことだと考えています。
今話題になっている日本学術会議ではありますが、話題の内容には多くの感心が集まっている反面、実際の日本学術会議の活動に目を向ける国民の少なさはあまりにも不公平感がを感じます。
日本学術会議の信用回復などという表現を使ってしまいましたが、もともと信用を失う活動の一部だけを取り上げられ、身を削る努力をしていた部分は全く取り上げらていません。
そんな状況で、前川喜平氏の発言を取り上げるのはいかがなものかと思わずにはいられないですし、前川喜平さんの発言をメディアや立憲民主党が取り上げる事自体建設的ではないです。
前川喜平の炎上と日本学術会議に対する影響力のまとめ
前川喜平氏の炎上発言は、もともと所属していた文部科学事務次官という政府内での活動の暴露であり、その時点で彼に対しては信用におけるかどうかが疑わしいと思われます。
日本学術会議を政府批判のカードに使っているようにも見えますし、日本学術会議に所属している学者の方々の国のために懸命に研究している労力などが陽の目に出ることには直結しません。
むしろ、世間からの評価が決して高くない方の影響力が日本学術会議へ飛び火しないかという不安もあります。
前川喜平氏の菅総理への批判は、政府に対する評価だけでなく、日本学術会議に対する評価も決して改善する意見とは思えません。
そして、今後はより日本学術会議そのものの活動や実績を正当に見てくれる意見が必要ではないでしょうか。
色々な意見が分かれる日本学術会議ですが、批判するにしろ応援するにしろもしも機会があれば一般公開のイベントなどを見学して見る価値もあると思います
(予定されているイベントは全てオンライン開催ですのでお時間があればぜひ)
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。
他にもおすすめの記事がありますので、よろしくお願いします
⇒日本学術会議の会員の給与や手当は本当に高額?旅費や活動の実態を調査
⇒日本学術会議が法人化など民営化を拒む理由!なぜ政府に任命を頼むかを調査
⇒日本学術会議と中国共産党の繋がりの真偽!過去の関係性を徹底調査!