話題

挟まれ屋とは?犯人の正体を特定されても公表されない理由を調査

挟まれ屋とは?犯人の正体を特定されても公表されない理由!
昨今、メディアやSNSで【挟まれ屋】という人物が話題を集めています。

 

昨年の冬頃からこの挟まれ屋による被害がタクシー運転手の間で相次いでいました。

 

数年前には、故意に車に接触して交通事故を装って金銭を要求する「当たり屋」も話題になりましたが、挟まれ屋はまさに類似しています。

 

ただ、挟まれ屋はタクシーのドライブレコーダーやメディア調査によって犯人が特定されているはずなのに未だ顔や名前は公表されていません。

 

一体なぜなのか?

 

そこで今回は注目の挟まれ屋について、犯人の正体を特定されても公表されない理由を調査しました。




挟まれ屋とは?


挟まれ屋による被害は福岡市内のタクシーで起きました。

 

騒動が起きたのはタクシーが客を乗せた直後です。

 

スーツ姿の男性がタクシーに乗り、運転手は客側ドアを閉めようとしたところ、突然男性が

 

「(ドアに)足挟まってる!」

 

と叫びました。

 

その後運転手は謝罪するも、男性は「靴が破れた」、「修理してよ」などと難癖をつけてきました。

 

これが挟まれ屋の手口です。

 

挟まれ屋はタクシー乗車時にドアが足に挟まったと騒ぎ立て、(自称)ブランドの靴が傷付いたなどと文句を言い、「修理しろ」と運転手に修理代を要求します。

 

金額は5,000円~10,000円ほど。

 

運転手の中には払ってしまった人もいるだとか。

 

2021年の10月~12月まで7件もの被害が相次いでおり、ドライブレコーダーなどの調査によって同一人物であることが明らかになっています。

へずまりゅうの顎(あご)が骨折?対戦相手の尋常じゃない強さを調査
へずまりゅうの顎(あご)が骨折?対戦相手の尋常じゃない強さを調査 迷惑系ユーチューバーとして名を馳せ、今も高い知名度と注目度を兼ね備えるへずまりゅうさん。 そんな彼が、尋常じゃない強さ...

挟まれ屋の犯人に対する世間の声


挟まれ屋の存在はニュースにも取り上げられ多くの注目を集めました。

 

すでにタクシーのドライブレコーダーの映像は世間にも公表されており、挟まれ屋の悪質行為の一部始終を見た人もいるでしょう。

 

各所から挟まれ屋に対する非難の声も多数です。

 

元大阪府知事の橋下徹氏は情報番組で

 

「報道することで抑止力が出る。これは詐欺罪ですから」

 

とコメントをしていました。

 

ネットでは

 

「悪質極まりない」

 

「大人にもなって恥ずかしい」

 

などと不快感をあらわにしています。

 

ほかにも

 

「なぜ逮捕されてない?」

 

「顔と名前を公表しないの?」

 

と疑問の声も。

 

そう、ここまで悪質行為を繰り返しておきながら挟まれ屋は未だ逮捕には至っておりません。

 

メディアもまた取材を通して挟まれ屋の父親に直接インタビューするにまで至っていて顔や名前も判明しているだろうにも関わらず、公表していないのは些か謎です。

ギャルが折った折り鶴とは?ガチャポンの製作メーカーと本物志向を調査
ギャルが折った折り鶴とは?ガチャポンの製作メーカーと本物志向を調査 ガチャポンから奇抜過ぎる新作『ギャルが折った折り鶴』が登場しました。 予想斜め上をいく変わり種が多いことで、最近では大...

挟まれ屋の犯人の正体が特定されても公表されない理由


靴が傷付いたと難癖をつけ、金銭を要求しようとする挟まれ屋の行為は詐欺罪や恐喝罪にあたります。

 

どう見たって危険人物であるのは明らかでしょう。

 

挟まれ屋の正体も特定されているはずなのに公表されない理由はなんでしょうか?

 

まず前置きとして、挟まれ屋については理由は不明ですがタクシー会社は警察に被害届を出していないようです。

 

そしてメディアには実名報道について法律上明確な基準がありません(警察、メディア内部では基準が設けてあるようですが公表はされていません)。

 

以上の観点から以下の理由が推察されます。

 

1つは「犯罪が軽微、社会影響力も低い

 

実名報道されるケースは大半が事件の犯人が逮捕された場合、逮捕されてなくても振り込め詐欺や指名手配犯など危険人物として社会的に影響を及ぼす可能性が高い場合です。

 

今回の挟まれ屋の被害はあくまでタクシー会社内の事件、もちろんタクシー会社の間では要注意人物として顔や名前の情報共有が行われているでしょうが、世間にまで公表するほど危険ではないとされます。

 

2つ目は「挟まれ屋の家族を守るため

 

インターネットが発達し、顔や名前が判明すればその人物の住所や家族も特定される時代です。

 

そしてもし何らかの非道な事件が起きれば、加害者の家族は世間から非難の的にされます。

 

代表的な例で言えば、2019年4月に起きた池袋暴走事故が大きなニュースにもなり、加害者の飯塚幸三氏の家族は長い期間にわたり、世間から誹謗中傷を受けていました。

 

今回の挟まれ屋もまた顔や名前が公表されれば同じ事態を招く可能性は充分あります。

 

しかも挟まれ屋の父親は一度メディアの取材にも応じ、その時の「どうすることもできへん」という父親の態度に不快に思った人も少なくありません。

 

警察沙汰になっていない、加害者家族への被害、を考えればメディアも慎重になるでしょう。

フレインとは?パパ活アプリの危険性と友人を売る可能性の反発を調査
フレインとは?パパ活アプリの危険性と友人を売る可能性の反発を調査 「友達を、売ろう。」 とんでもないキャッチコピーが今話題を集めています。 ただ、近年まれに見るキャッ...

挟まれ屋の犯人の特定に関するまとめ


福岡市内に出没するタクシーを狙った詐欺【挟まれ屋】についてまとめました。

 

計7回に渡り「靴がドアに挟まった」、「靴が傷付いたから修理代を出せ」と恐喝する挟まれ屋の悪質行為の映像はテレビでも報じられ世間に注目されました。

 

メディアは挟まれ屋を特定し、父親にまで取材をしているにも関わらず顔や名前を公表しないのは謎ですが、社会影響力や加害者家族への被害を考慮すれば致し方ないかもしれません。

 

ただ今回挟まれ屋の顔や名前は隠されながらも、悪質行為はテレビを通して世間に知れ渡ったので橋下徹氏も言っていたように抑止力に繋がります。

 

逆に挟まれ屋が今後もまた悪質行為を繰り返すようならタクシー会社も法的処置を施すことでしょう。

今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。