西成が昨今、迷惑系YouTuberに悩まされているようです。
大阪市西成区萩之茶屋といえば、日雇い労働者やホームレスが集う場、通称あいりん地区として有名ですが、あまり治安がいいとはいえず近寄り難い場でもあります。
そのため西成という謎めいた地域、YouTuberを名乗る者なら黙ってはいませんね。
カメラ片手にどんな場所にでも訪れるYouTuber。
中には撮影許可も取らずマナーも守らない迷惑系YouTuberが増えているのも問題になっています。
その迷惑系YouTuberの悪質な行動によって、西成の住民とトラブルが多発しているようです。
今回の記事では西成に訪れる迷惑系YouTuberの実態、撮影によって起こるトラブルなどをまとめました。
西成の迷惑YouTuberとは?
西成でYouTuber撮影 困惑の声#Yahooニュースhttps://t.co/W4emdCC3yX
知恵の足りない迷惑YouTuber諸君へ
肖像権って知っているか?
その行為が法に抵触すると理解しているか?
精神的な苦痛を受けたと言えば訴訟にもなる事を理解しているか?
その程度だからYouTuberしか出来ないんだよ。
— とんじ (@Wx3HibqcxtBidTo) February 20, 2021
(上記のつぶやきはかなり厳しい論調ですが、肖像権などで訴えられたら本当に負けると思うので、節度なき撮影は気をつけてください)
治安が悪いと噂される西成の街並み、驚くほど安い飲食店や宿、西成に住む人々の実態など、YouTuberにとっては西成は恰好な撮影対象なのでしょうね。
YouTubeで「西成」、「あいりん地区」と検索すれば、『西成に行ってみた』といった数多くの動画が表示されます。
もちろん動画の中身は撮影許可を取った上でカメラを回し、住民や通行人は映らないようにするなど、節度を守って撮影するYouTuberが大半です。
ただ中には、再生回数稼ぎのためだけに周りの迷惑を試みない残念なYouTuberも存在します。
例えば無許可で飲食店内の撮影や、西成に住む人々をモザイクもかけず堂々と撮影、警察に注意されながらも屁理屈を並べカメラを回し続けるYouTuber。
地元民からすれば迷惑極まりないですね。
昨今、カメラ片手に訪れる若者が増えていると同時に、マナーの悪さも浮き彫りになっているようで、西成にお住まいの地元民とYouTuberでトラブルも多発しています。
西成の迷惑YouTuberの撮影トラブルの理由
治安が悪い街、日雇い労働者の集い場、西成で暮らす住民にはそれぞれ事情があります。
とは言いますが、西成に限らずどこだろうが、自分の住んでいる家が晒されたり、いきなりカメラを向けられたらすごく不愉快ですよね。
飲食店でも、地域関係なく撮影禁止のお店はあるもので、西成の飲食店は特に繁盛よりも細々と営業したいというところが多いのですが、許可も無くYouTuberがアップした動画によって、地元民ではない若者が来るようになり、望んでいないのに混雑するようになったと嘆くお店もありました。
YouTubeの動画のタイトルやサムネには、西成の住民との
「一触即発」
「喧嘩勃発」
「トラブル」
なんて強烈な煽り方をしてクリックさせようという文字をよく見かけますが、カメラを無許可で撮影許可の有無も言わさずに、勝手に回して野次馬根性で住民に近づけば相手の怒りを買うのは当然ですね。
上記の動画も内容が全て悪い訳では無いのですが、自分本位さが際立つ動画構成なので、評価の割合としては低評価が圧倒しています。
個人的には「一触即発」など西成の危険さを演出するサムネイルも不快感を覚える人がいそうかなと不安になります。
YouTuberからすれば地元住民とのトラブルも、
「西成はやっぱり西成は治安が悪い」
といった一つのエンタメ要素として面白がっているのでしょうが、事情も知らずに人のプライベートに土足で上がり込むのは、YouTuber以前の話という気もしますね。
西成に迷惑YouTuberが来る理由
西成という地域にに迷惑系YouTuberが来る理由とすれば、再生回数稼ぎは言うまでもありませんね。
文中何度か述べていますが、西成・あいりん地区は人が近寄り難い理由がいくつもある地域で有名ですが、実態が気になる人もいるだけに、動画をアップすればそれなりに再生数が伸びます。
安くて旨い飲食店、1000円以下で泊まれる宿、日雇い労働の現場、ホームレス、YouTuberの好奇心を煽る要素には充分です。
迷惑系YouTuberは決して西成のPRをするためでも、ボランティアで訪れているわけでもなく、どちらかといえば観光地や動物園にでも訪れたかのようにカメラを回します。
そして、その行動原理としては、再生回数を稼いで広告収入を得ることが大きな目標なので、お金稼ぎが目的の、プロの迷惑行為をする人達とも言えるでしょう。
彼らからすれば、西成で暮らす人々も面白コンテンツなのでしょうが、ただそこで暮らしている住民を晒して高みの見物を決め込むのは見ていて気持ちのいいものではありません。
ですが、カメラを持って訪れる人が増えていながらも地元民はわりと優しい印象があります。
「YouTuberか?」と相手から近づいてきて面白い話を聞かせてくれるなんて場もあるほど、寛容で社交的な人も多いです。
おもしろいのは、これを見た人々が国に「なんとかしろ!」と言って実際に国が動いたとしても、ここの人々は「国の助けは借りん!」と言って断るような人が多いということ(酒が飲みたいだけ): 西成に来る迷惑系YouTuberに地元住民が困惑…無許可で撮影される男性も(週刊SPA!)https://t.co/OVFlssQuw7 pic.twitter.com/A0IrXltDJO
— 🍖ツイッターは人類を不幸にする🍖 (@Yakinik) February 20, 2021
(最低限の礼儀も守れずに、自分勝手な好奇心だけでは気のいい西成にお住まいの人たちも不快感をあらわにすることも増えているようです。)
節度を守って動画撮影を行うのなら問題ないでしょうが、治安が悪い街で有名になるのにはそれなりの訳があります。
そのことはYouTuberよりも、SNSやネットの書き込みで注意喚起をしている人の方が理解者が多いくらいで、西成に足を踏み入れすぎて大きな問題になれば、地元民だけでなくYouTuberたちにも影響が及びかねません。
最近では、テレビがつまらなくなったという声をよく目にしますが、迷惑系YouTuberの勝手気ままな行動を見ると、テレビがいかにルールや倫理を守って放映しているのかがわかりますね。
ちなみに、西成あいりん地区の動画で、おそらく撮影許可をしっかり取っていて、街の人への配慮がある動画として有名なのが上記のジョーブログさんの投稿しているシリーズですが、やはり礼儀の部分がしっかりしているYouTuberに対する評価は高評価が多いようです。
西成にやってくる迷惑YouTuberのまとめ
日雇い労働者やホームレスが集う場として有名な大阪市西成区に、昨今迷惑系YouTuberの存在が問題になっています。
西成に暮らす人々の事情も知らず、迷惑系YouTubeは無許可で飲食店を撮影したり、生活者に近づいては無遠慮に取材するなど、地元住民からも苦言が挙がっていました。
それによって地元住民とYouTuberが揉めたり、喧嘩寸前といったトラブルも起こっています。
西成という謎めいた地域は、YouTuberからすればエンタメ要素の高い、恰好な撮影スポットなのでしょうが、西成は観光地でもない人々が暮らす街です。
そこで暮らす人々の事情も知らず、再生回数稼ぎのためだけに面白半分に訪れてカメラを回すのは、支持できるものではありませんね。
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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