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例の漫画とはなぜ話題に?作者てつなつさんへの賛否両論の理由を調査

例の漫画とはなぜ話題に?作者てつなつさんへの賛否両論の理由を調査
ツイッターに投稿された『例の漫画』が注目されています。

アカウント名「てつなつ」さんという方が挙げた漫画で、とあるゲーム会社内にてゲーム制作中に起きたイラストデザイン作りにまつわる話です。

この例の漫画7万いいねを記録し、一般の方だけでなく漫画家やイラストレーターなど所謂クリエイターの方からも大きな反響を呼びました。

例の漫画』とツイッター内で呼称され現代用語で言う、まさにバズったわけですが、なぜここまで話題になったのでしょうか。

どうやらこの漫画を読んだ方から多くの賛否両論が飛び交っているようですが、今回はその理由について調査しました。




例の漫画とはなぜ話題に?

例の漫画とはなぜ話題に?作者てつなつさんへの賛否両論の理由を調査1
ツイッターで話題になった『例の漫画』とは、インディーズゲーム制作会社の社長が新人の美大生にゲームのイラストを依頼するという内容です。

きついダメ出しに幾度ものリテイク指示、美大生は悪戦苦闘しながらもなんとかイラストを完成させるまでの話になっています。

社長と美大生のやり取りにハラハラドキドキ。

最後には美大生の努力が報われハッピーエンドで終わるという、一見すると良い話ですが、話の内容に漫画を読んだ方から大きな反響を呼びました。

例の漫画が反響を呼んだ理由は社長の言動


特に読者が注目したのは、社長の言動です。

美大生への依頼指示がぞんざいなもので、また相手の神経を逆撫でするような話し方に不快に感じた読者も少なくありません。

同じようにクリエイティブな仕事に携わる人からすると、作中の社長のような大雑把な指示をする依頼主はとてもリアリティさがあり自身の実体験と結び付ける読者の方も多かったそうです。

読者の反応としては、

「こんな社長と働きたくない」

「クライアントの悪い例」

「典型的なブラックな依頼主」

などと語っています。

ちなみに漫画自体は「3人でゲーム作ろうまんが」というタイトルです。

例の漫画』という呼称はこの漫画を読んだ人が感想や意見を語ったりする時に作者に配慮した呼び方になっています。

例の漫画』はツイッターでトレンド入り(話題のワードをランキング形式にしたもの)にもなりプロのクリエイターからも読後の感想がツイートされています。

例の漫画の作者てつなつさんとは

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この『例の漫画』を描いたのが「てつなつ」さんというアカウント名の漫画家です。

ゲームやお酒が好きな漫画家さんで、主にツイッターや配信サイトnote(ノート)で活動しています。

今回注目された『例の漫画』のように、色んな角度から捉えられる描写や、読後に非常に考えさせられる尾を引く漫画が特徴的です。


てつなつさんが描いた「才能と自由漫画」という漫画では、天才作家が書くことを辞めると突然告げ、編集者が説得に努めます。

無責任だと散々言われた天才作家が最後には新作を書くか書かないか全て編集者の指示通りにするという、才能を妬んだ編集者に責任と期待の重さをなすり付けた話です。

小説を書く責任などの重圧を予想だにしない方法で逃れて自由を手にするオチに読んだ人から絶賛する声が多く集まりました。

その漫画も下記で紹介させていただきます。


例の漫画』にしても、てつなつさんの漫画で描かれるキャラクターや、やり取りには現実味があり、まるで実体験をネタにしているような雰囲気さがありますが、全てフィクションです。

賛否両論を呼びやすい登場人物が多いですが、登場人物の性格や発言は作者と結び付いているものではなく、てつなつさん本人も「あくまでも登場人物たちが固有に生み出す物語であることを忘れてはいけない」と述べています。

例の漫画の作者てつなつさんへの賛否両論の理由

例の漫画とはなぜ話題に?作者てつなつさんへの賛否両論の理由を調査3
ゲームを制作する過程で起きた社長と美大生の紛争する様はわずか24ページでありながら読み応えのあるとても興味深い漫画でした。

ツイッターでは『例の漫画』を読んだ方たちによる感想が多くツイートされ、読み手によって捉え方がさまざまであることが窺えます。

例の漫画』への反応をいくつかに分けると

1つは社長への非難

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前述したように、社長のぞんざいなリテイク指示やきつい言い回しのダメ出しはクライアントとして忌避される行為であると、同じ界隈にいるクリエイターから共感を集めています。

例の漫画に対する様々な意見の中でも特にベストな回答は個人駅には下記のつぶやきかなと思います。


ふわっとした、依頼者側の理想の押し付けは受注する側にとっては後出しじゃんけんのようなツラさを感じちゃいますからね。

2つ目は相手を揺さぶる社長の言動

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美大生はプライドが高く負けず嫌いな性格であることを社長は承知の上でなのか、わざと挑発的な言い回しで美大生を奮い立たせます。

結果的に良いデザインが完成したわけですが、まだ若い新人でもあり信頼関係も不十分な仲では不適切な行為であると感じたようです。

一方で、美大生の性格を把握した上で個性を引き出した社長の腕を評価する声もあります。

3つ目は美大生の態度を指摘した意見

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美大生の態度は傲慢なもので、社長はデザインの説明も質問も受けると言ったにも関わらず拒否し、辞めてもいいと選択を与えても断っています。

この態度からとても美大生を擁護する気にはなれないようです。

4つ目は作者への批判的意見

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漫画は円満に収まり終わっていますが、作中の社長の言動は共感できるものではありませんでした。

美談のように描かれていますがこの漫画を読んだ人が真似しないか懸念される人から作者に対して批判する声も多くありました。

例の漫画』を純粋に楽しめた感想が多くある中で、美大生に感情移入されたクリエイターが多くいることが見受けられました。

余談ですが、この『例の漫画』が「チェイサーゲーム」という有名漫画に偶然にも酷似しているものがあり、『例の漫画』作者自身も投稿する直前に気付いたようです。

この漫画を読まれた方は何か自身の日常に近いものを感じるかもしれませんが、『例の漫画は』あくまでフィクションであることを念頭に置いておく必要があります。

例の漫画がなぜ話題に?作者てつなつさんのまとめ

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ツイッターに投稿された『例の漫画』に賛否両論の声が集まっており一躍話題になりました。

内容はとあるゲーム制作会社での社長と新人の美大生によるイラストにまつわる紛争を描いた話です。

作中での社長のぞんざいな指示や相手を逆撫でするような言動に、この漫画読んだクリエイターから反響を呼んでいます。

漫画はとても完成度の高いものでしたが、作中の社長に不快感を示した方も多く、クライアントとして悪い例として注意を促す声も多くありました。

賛否両論がある中で、現実社会に悪影響を及ぼすことを懸念される声もありますが、あくまでフィクションであることを忘れてはいけません。

今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。