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キメハラとは?鬼滅の刃が嫌いで見たくないのにファンの押し付けが問題に!

キメハラとは?鬼滅の刃が嫌いで見たくないのにファンの押し付けが問題に!
鬼滅の刃と聞いて、ピクッと反応する人が激増する昨今、ついに「キメハラ」なるパワーワードが産声をあげています。

鬼滅の刃はすでに原作が完結しているにも関わらず、映画の興行収益が3日間で46億円というアニメ映画の規格を超越した記録を叩き出しました。

さらに公開初日から10日間で100億円107億5423万2550円)を突破し、

最新の情報(2020年11月7日)では明日には興行収入200億円を突破する可能性も話題になっています。

最終巻23巻が12月4日に発売されることもファンにとっては常識でしょうが、その1巻手前の22巻の発売で作品の総売上は1億部数を超えたという、映画も原作も異次元の記録を作っています。

もはや鬼滅の刃を野球選手で表現するなら4割バッターが70本塁打を放ち、盗塁もするし投げては21連勝をしてしまう三冠王と沢村賞を同時に取るくらい凄いです。

それゆえに、「鬼滅の刃」という偉大な作品に対するファンの押し付けや、作品自体をどうしても好きになれないという人にとっては何とも気まずく感じることも…。

今回は「鬼滅の刃」という作品にご自身の感性が合わなかったり、興味が無いにも関わらず、鬼滅の刃の方から迫られてしまう「キメハラ」について記事にまとめました。




キメハラとは?一体なに?

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キメハラ」とは一体なにか?

一言でお伝えするならキメハラとは「鬼滅の刃ハラスメント」の略称です。

個人的には鬼滅の刃が連載している頃は、1日でも早く読みたくて、都内のジャンプの早売りのお店を電車に乗ってまで買いに行くほど夢中になっていました。

※(劇場版のクオリティーの高さもあって公開中のPVの再生数が驚異の2100万再生です

とにかく色々な人に鬼滅の刃をオススメしたい衝動に駆られた僕には耳の痛い話です。

幸い中の不幸なことに、僕には友達がほとんどいない上に漫画を毛嫌いする友人しかいなかったので鬼滅の刃を押し付ける相手がいませんでした。

しかし、世の中の多くの人は、友達が多く、鬼滅の刃の面白さを押し付けちゃうこともあるそうです。

漫画が嫌いな人や興味が無い人。

そして、鬼滅の刃は残酷さや悲しさも作中には詰め込まれているため、そのような描写がどうしても苦手な人もいるにも関わらず、読み進めれば分かるよ!って倍プッシュでオススメする行為が「キメハラ」なのでしょう。


上記のように、鬼滅の刃という作品が心の琴線に触れない人もいますし、それだけのことで異端児扱いされるのは普通にツライでしょうし、余計に作品に対する嫌悪感がましてしまいます。

鬼滅の刃の本当のファンであれば、嫌がる人に押し付けてまで自分の好きな作品だからと押し付けてしまっていないかを客観視出来ると素敵ですね。

キメハラの正体は同調圧力

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キメハラとは何かは上記でお伝えしましたが、キメハラの正体とは何かまで踏み込んで考えてみると、これは明らかな同調圧力とも言えるでしょう。

この圧力が行き過ぎると、鬼滅の刃という作品を悪く言うだけで、センスや価値観を疑われるなど、ひどい人だと作品を理解しないだけで人格まで否定されるケースもあるそうです。

僕は鬼滅の刃が連載する前から、正確には小学生になった頃から週刊少年ジャンプを読んでいるので、鬼滅の刃という作品も大好きですが、ジブリ作品や新海誠監督などの有名で評価の高い作品はほとんど見ていません。

なので、けっこう知人の話題でジブリ作品などのほとんどの人が見ている作品の話題で盛り上がると疎外感を感じます。

時として「なんで見ないの?」って聞かれることもありますが、単純に見たいと思わないからです。


上記のように、ジブリファンの同調圧力もなかなか骨太でしたが、鬼滅の刃のファンによる映画や漫画の押し付けに不安を感じている人はチラホラでてきましたね。

これも一種の同調圧力ですし、読書家を語るなら村上春樹作品くらい読んどいたほうが良いよって今まで何度も言われたことがありますが、いまだに読んでいません。

やはり興味の無い作品がいくら高い知名度を誇り、社会現象になっても自分が興味を持つまでは、それを押し付けられることは決して心地よくはないものです。

なので、僕は鬼滅の刃が大好きでも知人にはススメません。

しかし、相手から鬼滅の刃の話を振ってくれたら、僕も全力でしっぽにて振り返します!

鬼滅の刃が嫌いで見たくない!でもキメハラが!

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鬼滅の刃という作品はネタバレにならない程度に世界観を表現すると、悲しみや残酷な描写が多く、それを乗り越える主人公である竈門炭治郎を応援したくなる作風です。

なので、序盤から血飛沫や主人公に降りかかる不幸な描写に、続きを読みたくない!と思う感性も尊いですし、もうギブアップと言っている人にまで押し付けるのも酷でしょう。

他にも絵柄が好きじゃない。

世界観が興味をわかない。

鬼滅の刃に影響を受けすぎている人が嫌い。

など鬼滅の刃という作品の知名度が上がることで、一応は作品を一口食べてみた上で見たくないなって思う人の意見も尊重すべきです。

そもそもいい大人が今更漫画とかアニメにのめり込んだ挙げ句にこっちにまで押し付けんなよ!

そんな自慢気に鬼滅の刃の凄さをアピールしてるけど、凄いのは鬼滅の刃という作品であって、お前が凄いんじゃないから!そして俺は鬼滅の刃に興味ないから!

鬼滅の刃がいくら大ヒット作品だからと言って誰でもススメられたら喜ぶ訳ではないですし、相手が予期せぬ切れっっぷりを発揮したら気まずさがヤバいです。

そこは他者の感性などに合わない時点で話題を変えるなり、自分の興味を相手に押し付けないことの方が、長い目で見たら絶対にあなたの交友関係にプラスになります。

キメハラによる鬼滅の刃ファンの押し付けの理由

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キメハラによる鬼滅の刃ファンの押し付けもすでになのか、じきに表面化するかもしれません。

なぜキメハラなる言葉が生まれたかと言えば、鬼滅の刃は凄まじく感情が震える作品だからです。

鬼滅の刃はドラゴンボールやワンピースのやナルトのような修行した主人公がどんどん強くなり強大な敵を倒すという王道ではありません。

主人公の炭治郎は一話目から不幸のどん底に落とされ、色々な人に支えられ、鍛えられ、気づいたら読者も炭治郎を応援したくなる魅力があります。

そして自分だけじゃなく、この応援したくなる気持ちを他の人とも共感したくて押し付けてまで読んでもらいたくなるのかもしれません。

僕は色々な漫画を読んでは人にススメたいなって思う作品に出会いますが、鬼滅の刃は特にそのような感情を刺激する作風ですし、だからこそこれほどの異次元な販売記録を達成できたのだと思います。

そして、押し付けたくなる欲求は読めば分かりますし、読みたくないと言われたらそこは大人しく引いて、相手の感性や意見を尊重してください。

鬼滅の刃を原作ごと送ってくれる優しさが痛い人へ

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あまりにも鬼滅の刃に感動して、ハマりすぎちゃった人の中には、作品をなぜか自腹で購入してまであなたに送ってくれちゃう人もいるかもしれません。

そのような時には、興味がなければ流し読み程度したら送ってくれた人に返すか、返さなくても良いようでしたら売ってしまっても良いと思います。

ヲタクと呼ばれる方の中でも、オールドスタイルでいて他人を思いやる人は好きな作品を、

①自分用

②保存用

③布教用

として3種類の用途に分けて最低3冊も購入するそうです。

もしもあなたの友人で鬼滅の刃にドハマリして、布教用にも購入してあなたにも単行本などをプレゼントしてくれたら、一応ササッと読みつつも世界観や絵柄が気に入らなかったら古本屋に売るという手もあります。

ブックオフや古本市場などでチェックしてもらう分かるのですが、鬼滅の刃にはたいてい立ち読み出来ないようにラッピングされている上に、販売価格も定価と数十円しか違わないというホワッツマイケルな市場価値に驚かれると思います。

つまり売れば結構お金になるのです。

壊れても問題ない程度の友人や知人からの興味の無い作品の押し付けでしたら、手元におかずに売ってしまうのも手かもしれません。

キメハラを超鬼滅の刃好きに炸裂した時の釈迦に説法感


キメハラを特に行う人の特徴としては、最近起こった鬼滅の刃という社会現象に飲み込まれた勢いをそのまま知人や友人に進めてしまうことです。

僕も上記のつぶやきには共感できることがあり、思い切り鬼滅の刃に今夢中になっている人にキメハラのようなことをされると、僕は原作の最終回もすでに少年ジャンプで何度も読んでいるためネタバレしたろか!?って思うこともあります。

鬼滅の刃が読みたすぎて、週刊少年ジャンプを早売りしているお店を探しまくって、毎週誰よりも続きを読みたいと思っていましたし、考察系の動画もめちゃくちゃ見ました。

米(ネタバレ注意の動画です)原作の結末を知っているか、ネタバレに寛容な人以外は絶対に見ないでください。

鬼滅の刃の最終巻は12月4日ですが、その前に鬼舞辻無惨がどうなって、炭治郎がこうなったよ!って伝えたら、キメハラをしてくる人の中でネタバレを嫌うタイプであれば大喧嘩になりそうな予感もします。

個人的な見解ではありますが、キメハラをついついしがちな人はにわか鬼滅の刃ファンも一部混じっているようにも感じられます。

作品の世界観を知り、登場人物の心情に共感している人は他人を思いやれますからね。

下記の記事では鬼滅の刃の本当のファンはキメハラを行わない理由等もまとめていますので、もしもお時間を少しでもいただけるようでしたら流し読みをしていただけたら嬉しいです。

キメハラというメディアによる造語による影響も

キメハラ 捏造
キメハラという言葉が生まれた背景としては、明らかにメディアが流行を作っていることを実感させられている感覚があります。

鬼滅の刃という作品を持ち上げるのもマスコミですし、今回のようなキメハラという造語を作って叩くのもマスコミです。

これがブームであるという一言で片付けるのも何とも言えませんが、ハラスメントという言葉を軽々しく使い過ぎているメディアもまずいです。

好きな作品をただ人に伝えたいという小学生でも抱く単純で可愛気のある行動までもハラスメントというカテゴリーと結びつけてしまうのは少々行き過ぎと感じている人もいます。

中には下記のような


ちょっぴりフフってなる明るいキメハラに便乗して自分の好きな別作品も優しくプッシュしてしまうノリであって欲しいですし、過剰に全ての鬼滅の刃のタイアップやコラボ作品に目くじらを立ててしまうのも生きづらいかなと感じてしまいます。

キメハラの職場における実践的な具体例も


最近では、菅首相も国会で 、

全集中の呼吸』で答弁させていただく

と言う、鬼滅の刃の流行にライドオンするも、お尻から地面に叩きつけられたような滑り方をしたことが話題になりましたが、職場にまで持ち込むのは激しく滑るリスクがあります。

特に会社の上司などが鬼滅の刃のムーブメントに乗っかって、部下や社員に「仕事も全集中」とか上記のつぶやきにあるような「君は我社の柱だな!」みたいなボケなのか本気なのかわからないコミュニケーションから危険な臭いがしますね!

キメハラと鬼滅の刃が嫌いな人へのファンの押し付けのまとめ

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キメハラとは鬼滅の刃という作品に夢中になったファンによる、自分のハマった作品の押し付け行為です。

その正体は同調圧力とも言えますし、世間でこれだけの人気作だからあなたも絶対に見るべきだし、本当に面白いよ!という自分の好きな作品で世間も認めているんだからあなたも絶対に好きになる!という思い込みがあります。

鬼滅の刃はたしかにめちゃくちゃ面白いのですが、その世界観や残酷な描写に序盤で見たくないと感じる感性も大切にしたほうが良いです。

そして、キメハラを受けているかも?と思っても過剰に毛嫌いし過ぎないであげてください。

自分で興味を持つまでは、どんな作品であろうと押し付けられた作品は見たくないものなのです。

無理に押し付けなくても、あなたの周りに鬼滅の刃が好きな人は沢山いるので、そのような人と楽しく話したほうが建設的です。

無理に原作ごと譲り受けてしまったら、サラッと読んで本人に返すか、返さなくても良いのならブックオフや古本市場などの古本屋さんに売れば結構な買値がつきますよ。

これからも記録を塗り替えていく可能性のある鬼滅の刃ですが、人気と反比例のごとく、作品を知って嫌う人も必ず出ると考えられます。

その証拠が「キメハラ」という言葉の誕生だと思われます。

追記(2020年11月7日)になりますが、

時間が経つにつれて、メディアではキメハラを叩く人も増えだして、最初はキメハラを受ける被害者という立場からキメハラをする奴は許せない!というキメハラ狩りも増えています。

はじめは好きな作品を単純にオススメしたいだけの小さな親しみ感が、今やメディアではキメハラという造語で、鬼滅の刃に興味の無い人の主張を大きく取り上げて対立を煽っているのではないでしょうか?

なので、鬼滅の刃をオススメする人もほどほどに、鬼滅の刃に興味が無い人も、興味がない作品をオススメされても相手にはそこまで悪意が無いことを察してあげる余裕を持っていただけたらと思います。

今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。