菅総理の過去(平生24年3月)に出版した著書【政治家の覚悟 官僚を動かせ】が新書判では過去の内容の一部を削除したことが大きな話題となっています。
菅総理の支持率は当初高かった上に、今まで隙を見せることのなかった官房長官時代など特に炎上騒動は記憶に少ないのですが、やはり総理大臣になると1つのほころびも多くの関心を集め、様々なメディアからの攻撃はとどまることを知りません。
今回の記事では菅総理の著書である【政治家の覚悟 官僚を動かせ】(以下政治家の覚悟)の内容の一部の削除と加筆が多くの政敵の攻撃の的になっている理由や今後についてを記事にまとめました。
菅総理の【政治家の覚悟】が批判の的で炎上!
菅総理の過去に執筆された著書【政治家の覚悟】はネット上では今も高額で取引されている本ですが、今回注目されたのは新書には過去に出版された時の内容を一部削除して加筆されていることが大きく取り上げられています。
その理由は一部削除したと思われる部分の内容に
「千年に一度という大災害に対して政府がどう考え、いかに対応したかを検証し、教訓を得るために、政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」
と力強く書かれていたそうです。
僕は現状ではあまりにも8年も前に出版された初版の本を取り寄せることには金銭的にも抵抗感があるので自分自身でその削除されたと思われる部分を読んでいませんが、本当に書かれていたのであれば、今の菅総理にとっては更に政敵に突かれる箇所を増やす結果になったことは間違いありません。
実際、TwitterなどのSNSで【政治家の覚悟】と検索すると、ほとんどが菅総理に対する厳しい批判ばかりで、菅総理を擁護する投稿が今はまだ少ないです。
ほとんどの意見が菅総理の過去の考え方と今の行いや考え方が違うということを強く攻めています。
このような自体を危惧して、以前の書籍で表現した思いの部分と現状の活動内容の違いを突かれたくなかったからこそ削除したのに、総理に就任して敵の攻撃対象も一点に絞られることで、早速突かれてしまい炎上にまで火力を上げられてしまった形です。
菅総理の著書【政治家の覚悟】への批判の内容
菅義偉の著書のタイトルが「政治家の覚悟」なのに笑ってしまう。
本当に政治家としての覚悟があるなら、「公文書の作成は政党の主義主張とは全く関係のない、国家運営の基本です」などの公文書管理に関する記述を自らの著作から削除なんてせずに、寧ろ公文書の作成と管理を徹底すると宣言するだろう。 pic.twitter.com/SLYMhnDgCM
— 大神ひろし (@ppsh41_1945) October 19, 2020
やはり過去の力強い発言を何の説明も無く削除して、他の内容を加筆したことは書籍を持っていた人にとっては見逃せない部分だったようです。
菅総理の著書「政治家の覚悟」が改訂版として発売されたところ、公文書管理に関する記述が消えたとの報道。当時の民主党政権の公文書管理に対する痛烈な批判が自分に返ってきたら削除って、どれだけ都合がいいんだか。
改竄や証拠隠滅をやり過ぎて、それが日常になってるんでしょうね。ほんとに酷い。 pic.twitter.com/2fyHTUDxIC— HOM55 (@HON5437) October 19, 2020
手厳しい…とにかく手厳しいご意見です。
民主党政権の時はたしかに公文書管理のずさんな部分が目立ちましたが、自民党にとっても都合の悪いことは残したくないという部分は同じなのかもしれません。
ただ、そうであっても、公文書管理に対して強調して本に記してしまった以上、大きな反論を受けてしまうのも仕方ないです。
こんな事言ってたのに・・・。
政治家の覚悟は、なくなったという事だ。
すぐ辞めろ。 pic.twitter.com/JGArIAwaJw— 学森遊子 (@5bKkYTISdwI3iNf) October 19, 2020
菅総理もこれからどんどん新しい改革や、デジタル庁の創設に流行り病への対策に、国内の大きく低迷している経済状況の改善など仕事は山積みの中で、もう首相を辞めろという声が出るのはすごく残念です。
菅総理の著書【政治家の覚悟】の初版の今の相場価格
菅総理の著書である【政治家の覚悟】は平生24年に発売されたハードカバーのタイプですと、絶版になっているためYahooオークションで現時点(2020年10月20日)の価格だと、最安値でも8,000円もします。
他にも1万円や1万5千円という定価1300円(税別)だった本が十倍前後の価格で取引されています。
即決価格は2万円と少々興味がある程度では購入出来ない金額に設定されているのが現状です。
本当に菅総理が削除された部分の内容を初版の書籍に書かれていたのかを確かめたいのであれば、Yahooオークションやメルカリなどの高額売買されている場所よりも、地元の図書館を探したり、国立国会図書館などに足を運んだ方が遥か金銭的負担を追わずにチェック出来るでしょう。
【政治家の覚悟】の過去の発言の削除の意図は?
菅総理が政治家の覚悟という書籍で一部分を削除した意図としては、去年から騒がれた森友問題を始めとした、桜を見る会など政権の土台を揺らすほどのダメージを受ける公文書を改ざんや廃棄をしてしまったことに関わると考えられます。
結局、炎上した理由に近い内容担ってしまいますが、菅総理の今の活動との一貫性が保てない事実は消さざるを得なかったのかもしれません。
政治家の覚悟ってタイトルの本
新しく刷る分の、
公文書改竄を批判した章を
カットしたって聞いてタイトルで逆張りして
完成する種類の出し物
他にもどっかでみたなって
考えてたらあれだウケてない回のすべらない話だ
突っ込まれたら嫌な顔するくせに
ボケ倒すの
収集つかないから辞めて欲しいな— 椎名なぎさ (@mojibake_txt) October 19, 2020
単なる菅総理の批判と言うよりも、お笑いに例えた表現は少し理解しやすいように思えます。
これほど批判の声ばかりで、いまだに擁護的なコメントやつぶやきが少ないということは、今回の出版物による菅総理への悪影響は計り知れないです。
特に大きな失敗を犯したわけでもなく、現状と過去との一貫性を保つために、出来ていない部分を削除しただけで、これほどまでに菅総理を好ましくないと考える人の声が出てきてしまったのは意外でした。
菅総理の著書【政治家の覚悟】の大炎上のまとめ
菅総理が8年前に書き記した書籍の内容の一部を削除したことが大きな話題になりました。
削除した内容は、森友問題や桜を見る会などの自民党が野党から突かれて痛い部分とも関わりが深く、記録を残すことの大切さを説いておきながらご自身が守れていないことにもあります。
さらに、【政治家の覚悟】というタイトルと、実際の菅総理の改訂版として出した書籍の削除した文や行動そのものに対して政治家の覚悟を疑うような声がSNS上では騒がれていたり、今後の支持率の低下を予期せざるを得ない状況です。
さらに、改訂版以前の初版の【政治家の覚悟】という書籍の価格は定価の10倍以上の価格で取引されるくらい注目が集まっています。
今後の菅政権の政策に悪影響がどこまで出てしまうのか不安なところもありますが、総理としてより国と国民のためになる運営をして欲しいと思います。
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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