岩渕真奈さんの名前が、先日辞任を表明した東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の前会長の森喜朗氏への見解を発言したことで、今日(2021年2月14日)のYahooリアルタイムのランキングに上がっています。
岩渕真奈さんと言えば、サッカー日本女子代表でフォワードを勝ち取った、女子サッカーのレベルを今なお押し上げているスーパープレイヤーです。
そんな岩渕真奈さんがトレンド入りした理由は、先週お茶の間でずっと話題になっていた森喜朗氏へのバッシングに対する冷静な発言にあります。
今回の記事では岩渕真奈さんが今なお続く女性蔑視と捉えられ、国内だけにとどまらず国際的にもバッシングを受けている森喜朗氏に対する勇気のある発言と、なぜ彼女の発言は炎上しなかったのかについてまとめました。
岩渕真奈の森会長辞任に対する勇気ある発言!
岩渕真奈さんのような意見がもっと出てほしい。
あまりにも冷静になれていない人々が多すぎる。
男女平等を謳いながら森喜朗さんを社会的に抹消することを第一目的にしている人々が多すぎる。岩渕「ちょっと残念」 森会長辞任の騒動受け―女子サッカー日本代表https://t.co/Y9xPH1RcjH
— almeja (@AlmejaOath) February 13, 2021
岩渕真奈さんがトレンド入りした理由は、先週から続く東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の前会長の森喜朗氏へのバッシングの苛烈な空気感に対する率直な思いにあります。
オリンピックにおける男女平等の精神は立派ですし、尊いのですが、その理念に対して配慮の無い発言をしてしまった森喜朗氏へのバッシングが止まらぬ状況に対して、岩渕真奈さんは、
オリンピックに対してネガティブなものがプラスされてちょっと残念
というコメントを残してくれました。
岩渕真奈さんの発言は、個人的には至ってまっとうな意見だと思いますが、もしも自分が彼女のようなスポーツ選手として高い実績と知名度を誇る立場であったなら決して発言出来ないと思います。
なぜなら、今の森喜朗氏に対するバッシングの勢いは凄いからです。
彼を少しでも擁護するような発言をしようものならまたたく間に炎上する空気に包まれていますし、最近ではお笑い喜劇俳優の小籔千豊さんや、お笑い芸人「EXIT」の兼近大樹さんなども、森喜朗氏への批判の度が過ぎていることについて言及して火柱が立っていました。
そのような状況にも関わらず、いつまでもバッシングを続けている現状は、オリンピックに対するイメージを損なうという心配をアスリートの立場から語ってくれたことには大きな意義があると思います。
岩渕真奈の発言が炎上しなかった理由は?
森会長辞任の騒動受け「ちょっと残念」「あれだけを取り上げる日本のメディアを、自分はあまり好きになれない」
アスリート諸君は、森降ろしへと狂気に走る左翼のメディア・野党に引きずられてはならない。女子サッカー日本代表・岩渕真奈選手は それに気付いたのです。だが、橋本・為末の両氏は。 pic.twitter.com/Bt0jsN9s7g
— 安藤秀明とアステリオン号 (@EGJkvFdH6hgrBAe) February 13, 2021
岩渕真奈さんのコメントは、SNS上での反応を調べたところ、ほとんどがポジティブに受け止められており、一部ではネトウヨなどとあまりにも心無いネガティブなモノもありますが、それでも全体的にオリンピックに対する思いは素晴らしいと受け止められています。
岩渕真奈さんの発言が炎上しない理由としては、森喜朗氏の失言自体は「良くはない発言だったと思う」という考えをしっかりと持ちつつも、その失言した部分だけを取り上げる日本のメディアをあまり好きにはなれないという考えをのべてくれたことには、短いながらも共感を誘う一言だったように思えます。
さらに、
「森さんだからこそやれたこともあったと思うし、それを世の中の人がどれだけ知った中でこういう感じになっているのか、個人的に疑問を抱く」
今、森喜朗氏に対する肯定的な意見を述べたら、その発言社までバッシングを受ける空気感の中で、火中の栗を拾うような個人的な正論を述べても炎上しなかったのは、岩渕真奈さんというアスリートが国民から好意的に思われているからでしょう。
かなりリスクのある発言だったとは思いますが、岩渕真奈さんの勇気あるコメントによって、東京オリンピックを覆う男女差別のレッテルが深く刻み込まれる前に、その異常性に対する危機感を述べてくださったことは本当にありがたいです。
今でも日本は男性優位であると考える女性も多いですし、実際そのとおりだと思える事例も多いとは思いますが、その不満をオリンピックという舞台に紐付けられることは大きな損失だと思います。
岩渕真奈の森会長辞任に対する発言のまとめ
様々な面でも女性が苦しい思いをされている事実は決して軽んじられるべきことではありませんが、これ以上オリンピックと女性蔑視問題や、晩節を汚したとは言え、オリンピック開催へ尽力した人材への過剰なバッシングには歯止めが必要な気がします。
そんな思いをしている国民がたくさん意見を言ったとしても、誰にも注目されませんが、なでしこジャパンとして国民を興奮させてくれた岩渕真奈さんというアスリートの立場からの意見には本当に意義があったはずです。
なので、できるだけこのオリンピックにおけるネガティブなイメージの結びつきが一日でも早く解消されて欲しいですし、岩渕真奈さんに対する誹謗中傷などは絶対に起こさないで欲しいと思います。
岩渕真奈のミドル凄え!pic.twitter.com/iiSvOGd3wt
— あんこん (@UnconstrainedI) February 12, 2021
岩渕真奈さんは今回のような発言をしてくれなくても、アスリートとしてのプレーでも多くの人を勇気づけてくれる人なので、今後も個人的に応援させていただきたいです。
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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