「ミスフル」と聞いてピンと来るあなたは少年ジャンプの愛読者であり、鬼滅の刃で人気を博している集英社の名作Mr.FULLSWINGの鈴木信也先生もご存知かと思います。
今日のTwitterの画像ランキングに鈴木信也先生の投稿した
大切な親友が鬼になった話を描きました
という投稿が一時的にしろバズっていたことで往年のジャンプファンが懐かしさと、キレッキレのギャグに大きな反響が起きています。
今回は社会現象にまでなっている鬼滅の刃を、今から十数年前の今以上に連載枠を勝ち取ることが困難だった時に連載していた鈴木信也先生のやりたい放題に便乗した作品について注目を集めた訳を記事にまとめました。
ミスフル作者鈴木信也が鬼滅の刃に便乗!
ミスフルとは2001年から2006年まで全227話という期間も連載を続けたスポーツギャグ漫画の金字塔である「Mr.FULLSWING」の愛称です。
少年ジャンプで連載されていたこともあり、同誌で掲載されていた作品のオマージュをふんだんに盛り込んだ作品で、個人的には「銀魂」に匹敵するギャグセンスを放つ異色作だったと思っています。
そのミスフルの作者である鈴木信也先生が、鬼滅の刃に控えめなようでいて大胆な便乗をした作品をTwitterに投稿したことで、多くのジャンプファンや鬼滅ファンをわらわせてくれました。
大切な親友が鬼になった話を描きました👹 pic.twitter.com/nD4UWbpQmI
— 鈴木信也 (@shinya_sheep) October 28, 2020
上記の「大切な親友が鬼になった話をかきました」という投稿は直接的には「鬼滅の刃」と言うキーワードは一切でてきませんが、たった一コマを切り取っても鬼滅の刃を読んだことがある人にとってはオマージュだと分かる内容です。
1こまめから主人公が「目つきのヤバさ」おもしれぇよなぁ。
と始まりますが、
「目つきのヤバさ」→「きめつのやいば」
のアナグラム的なオマージュです。
他にも「親友」のルビには「ダチ」と表現されたり、「かちく」と表現したりとでセリフの使いまわしの巧みさは今連載中のギャグ漫画と同じくらい練り上げられているように感じますし、それが鈴木信也先生のセンスなんだと思います。
「やっぱり話題のアレのネタじゃないっすか!!!」
とミスフル作品の子津君のツッコミが入るシーンには10年以上も前の作品なのにギャグのテンポやキレが全く衰えていないなと嬉しく思ったファンも多かったはずです。
ミスフル鈴木信也の面白さが再注目の訳!
夏も終わりますね… (1/2) pic.twitter.com/Wu2J3JagJJ
— 鈴木信也 (@shinya_sheep) September 1, 2020
ミスフルの作者である鈴木信也先生はなにげに時事ネタをすぐに漫画家してTwitterに投稿する行動力があり、なにかと多くの人が共感しやすいテーマをわかりやすく伝えてくれます。
上記の投稿では、当たり前のように主人公の猿野天国(さるのあまくに)が市松模様のユニフォームを着て、露骨にブームにすり寄って行き、唐突にぱんを食わせろと鬼滅の刃の禰豆子と同じ咥え方をして展開が進む様子は鈴木信也先生らしさが一杯です。
さらにアマビエ様の登場など、1つの投稿から時事ネタをいくつも複合して話を作るセンスは、今なお連載時と変わらないことから、ファンの間では今の少年ジャンプにはギャグ枠にまだ空きがあるから復活して欲しいとの声も上がっています。
全力で乗っかってくる これぞミスフル
— 鳥虎(チョウコ) (@occhocochouko) October 28, 2020
鈴木信也先生の便乗の度合いは全力だからこそ面白いんです。
ミスフル最高かよ
— 瑛akira (@akira_imada) October 28, 2020
おっしゃるとおりミスフル最高です!
最近Twitter上でも時折話題になっている「ボボボーボ・ボーボボ」という作品と同じく、作画やアイデアという基礎の部分以上に「勢い」をギャグ漫画に加えたことで、加速度的な面白さや臨場感を感じます。
ミスフルの作者鈴木信也先生の「バリケン」と言う作品
草生
やはりミスフルの作者天才— さちたた (@hohoi008) October 28, 2020
僕も同じ思いです。
ミスフルの作者である鈴木信也先生は天才だと思います。
ただ、いくら天才とは言え、常に読者を爆笑させるようなネタを作るにはかなり神経をすり減らしたのか、Mr.FULLSWINGという作品の後期はシリアス路線として完結を迎えたため、若干の息切れ巻はあったのかもしれません。
ただ、個人的にはミスターフルスイングの最終回はすごく好きですし、連載の大半はギャグで攻めた姿勢や、次の作品の「バリケン」はギャグで貫いたけれど短で終わってしまったのは非情に残念です。
ミスフルもすきだがバリハケンもすき☺️
— 焼肉だった缶(材料:しき) (@seachicken_01) October 28, 2020
僕もミスフルも好きですし、バリケンも好きです!
しかしながら個人的には「バリケン」の主人公の御手洗団吾とミスフルの主人公である猿野天国とではだいぶキャラクターに違いが作品の寿命を決めたように思えます。
場当たり的で積極性が無く周りからの過大評価を軸にした行動をする御手洗団吾と、全て自分の感情や想いで動く猿野天国とでは魅力的に後者の方が圧倒的でした。
ただ、ギャグ漫画としての完成度は「バリケン」も優れていますので、もしよければKindleでなら今も即時購入して読むことができます。
ミスフルの次の作品として知名度は低いですが、鈴木誠也先生の良さもでているのでよろしければぜひ!
鈴木信也先生の連載復活を望む声も!
Twitterであげられたセンセーのミスフル書籍化させるために我々は何をしたら良いでぃすか⁉
— HBK (@hbi_no_rkgi) October 28, 2020
鈴木信也先生が鬼滅の刃に便乗した作品を投稿することによって、その投稿した作品の書籍化を望む声も挙がっています。
ミスフルという作品はもちろん鬼滅の刃という作品もしっかり細かい部分までチェックしている鈴木信也先生。
しかも作品名を一切出さなくても、作品名を出すよりも分かりやすい描写で鬼滅の刃を持ち上げるため、鬼滅の刃のファンの人から見ても鈴木信也センセに興味が持てますし、僕のようにいまだにMr.FULLSWINGを全巻持っているファンにとっても涙腺が緩むほど嬉しかったりします。
ミスフル作者鈴木信也が鬼滅の刃便乗のまとめ
バレンタインに正月の話をするぐらい
今更感ありますが… お月見の話を描きました🌕
(1/2) pic.twitter.com/GQf8sgahUy— 鈴木信也 (@shinya_sheep) October 26, 2020
今年は社会現象にまでなった鬼滅の刃ですが、個人的にはそれに便乗する形であれ、少し前まで活躍していた実績のある漫画家さんが再注目されるのは嬉しく思っています。
特にミスフルことMr.FULLSWINGの作者の鈴木信也先生は、連載を続けることが難しいと言われるギャグ漫画で長期連載をしていた週刊少年ジャンプの功労者です。
ミスフルはドラマCD化までは行ったのに、なぜかアニメ化まではされなかった不遇な作品でもあるため、いまだにファンはアニメ化の期待を捨てていません。
特にドラマCDはキャストもすごく豪華でした。
主人公の猿野天国役には関智一さん。
子津忠之介役には山口勝平さん。
沢松健吾役には緑川光さん。
挙げたらきりがないほどに豪華な声優陣を迎えていたことも今では思い出になってしまいました。
ですが、今回の鬼滅の刃への便乗効果で一時的とは言え、再注目を鈴木信也先生は集めているので、何かしらの形でまた週刊少年ジャンプに戻ってきてくれたら嬉しくてたまらないです。
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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