政治・経済

フェイスシールドで外食の効果とは?飲食店では常識になるのかを調査

フェイスシールドで外食の効果とは?飲食店では常識になるのかを調査
外食時にフェイスシールドの着用が新たな常識・マナーになるかもしれません。

感染症の拡大が進んている中で、田村厚生労働大臣は感染症対策に飲食や会食時にマスクやフェイスシールドの着用を呼び掛けています。

フェイスシールドを着用しながらご飯を食べる?

それってあまり想像が出来ませんね。

最近ではフェイスシールドも珍しいものではなく、実際に日常で着用している人やテレビでもタレントがロケ中に着けているのを目にします。

ですが果たして、フェイスシールドは外食時に効果があるのでしょうか?

フェイスシールドがどの程度感染リスクを抑えることが出来るのかその効果について、またフェイスシールドの着用が今後飲食店で常識化になり得る可能性についても含めて今回の記事で調査しました。




フェイスシールドで外食の効果とは?


フェイスシールドは顔全体を覆うプラスチックなどの透明なもので相手からの咳やくしゃみの飛沫を防ぐ効果があります。

マスクのように密着しないので苦しくないですし、蒸れないのが利点です。

ですが逆を言えば、密着していないので左右の隙間からの飛沫の侵入や、自分の鼻や口からの飛沫が漏れるリスクが高いことでもあります。

マスクよりも快適な部分が全部欠点となるという見方もできてしまうかもしれないのです。

実際に飛沫感染リスクをマスクと比較すると、

マスクが50%~80%の抑制効果に対し、

フェイスシールドは20%ほどの効果しかないそうです。

このような研究結果も出ている中で、政府からの外食時におけるフェイスシールドの着用を推奨する発言には批判の声が相次いでいます。

食事中の会話で感染するリスクを懸念してのことですが、フェイスシールドを着けながら食事するというのは実用的ではありません。

集団での外食には会話は付き物、さらにほぼ密閉状態の店内においてフェイスシールドが果たして予防対策になるのかは疑問が残ります。

フェイスシールドはマスクと併用して初めて効果が出るものという声もありますが、マスクを着用したままの食事は不可能です。

気休めにしかならない対策ではありますが、何もしないよりかはマシという考えかもさいれませんね。

フェイスシールドは飲食店で常識になる?


苦肉の策とも取れる政府からのフェイスシールド推奨ですが、かといって不況が深刻化する飲食業界のためにも何らかの対策を講じなければなりません。

 

多くの店舗では従業員はマスクやフェイスシールドを着用し、感染症対策にカウンターやテーブルにはアクリル板で仕切りを設けてはいますが、肝心のお客さんの方は食事中にはマスクを外してしまいます。

 

人数が多ければ多いほど会話の数も増え、店側がどれだけ対策を取ったところで感染リスクは高まる一方です。

 

かと言って、お客さんに飲食時における感染防止のためのお願いをしようものなら、楽しい食事の時間が煩わしくもなりますし、下手したら食べログなどの口コミにハウスルールがうるさいお店とか、居心地が悪いなどの理由で低評価の投稿をされる可能性も見えてきます。

 

時短営業は経営が苦しくなるばかりで、給付金も満足に得られない状況ではフェイスシールドの実用化がどれほど飲食業界の助けになるのか疑問が残りそうです。

フェイスシールドをお客さんの立場で考えると


感染症拡大により、今や公共の場ではマスクの着用は常識・マナーとなりつつある中で、飲食店でもフェイスシールドの着用が常識、そんなこともあり得るかもしれませんが難点もあります。

 

料理を口にする際はフェイスシールドを上げなくてはならず、いちいち上げるのが面倒になって結局上げっぱなしに、これではマスクの時と変わりません。

 

会話が弾んだり、お酒が進むとなると、どうしてもフェイスシールドが邪魔になったり、着用を疎かにする可能性も充分考えられます。

 

飲食店でのマスク着用には、有名実業家のホリエモンこと堀江貴文氏のマスク騒動が話題になったことは記憶に新しいと思います。


実際に使ってみた方の感想からも、食事の時間が楽しくなさそうな未来がぼんやりと見えてきそうです。

 

そんな意見をたくさん見ていると、、今回のフェイスシールドという煩わしいモノを着用していなければ食事がとれないなんてお店があったらホリエモンじゃなくても文句も言いたくなるでしょう。

 

フェイスシールド予防効果は薄い、着用に難儀、と散々囁かれる中で例えば飲食店でフェイスシールドの着用が義務付けられた場合、店側と客で衝突することが増えるかもしれません。

またフェイスシールドを着用しなければならないのなら、外食はしないという声も多いです。

感染予防対策のはずが、さらに客足を遠ざける要因になる可能性もあります。

フェイスシールドで外食の効果のまとめ


会食や宴会時でのフェイスシールドの着用が政府から勧められていることに、批判が相次いでいます。

 

フェイスシールドは肌に密着していない分、マスクほど予防効果は薄く、人との接触時や飲食店といったほぼ密閉状態の室内では感染症対策として不向きです。

 

一方で、政府からの強い呼びかけもあって今や公共の場でマスクの着用は常識・マナー化になりつつあります。

 

同じようにフェイスシールドも飲食店の利用時には着用必須になるかもしれません。

 

会話が弾んだ、お酒が進んだことによって着用が疎かになる未来が充分に予想されますが、何もしないよりかはマシという考え方もできなくはありませんが、今後の僕らの生活の一部になるとは考えずらいです。

 

フェイスシールドは現時点の研究結果によると感染予防対策には不十分と言われても、それでも政府は強めに進めてくるようであれば、gotoイートなどを推進させておいて感染拡大したら根拠の薄い対策を進めてくる姿勢に国民の反発は避けられないと思います。

 

この先も外食産業がまた厳しい状況に陥る可能性がある中で、お客さんにまで不便性を押し付ける考え方には、おそらく賛同の声は集まらないでしょう。

今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。