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諏訪頼重とは?北条時行との関係や松井優征先生の視点を調査

諏訪頼重とは?北条時行との関係や松井優征先生の視点を調査
諏訪頼重北条時行との関係?何の話?と思った方もいるのではないでしょうか。

 

実は漫画週刊誌でお馴染みの週刊少年ジャンプにて、1月25日から新連載がスタートした「逃げ上手の若君」がSNSを中心に今注目されています。

 

作者はなんと『魔人探偵脳嚙ネウロ』や『暗殺教室』を描いたあの「松井優征」先生ということで、期待が高まるばかりです!

 

そんな松井優征先生が描く今度の連載は歴史漫画で、諏訪頼重北条時行とは物語に登場する中心となる人物になります。

 

すでに1話目が始まっていますが、この諏訪頼重という人物がなかなかの強烈なキャラを演じているんですよ。

今回は少年ジャンプ新連載「逃げ上手の若君」から、諏訪頼重という人物についてや北条時行との関係について、そしてこの2人を描く松井優征先生ならではの視点を調査しました。




諏訪頼重とは?


諏訪頼重と言う人物についてお話しする前に、まず「逃げ上手の若君」のあらすじをざっくりと説明しますね。

 

舞台は鎌倉時代から南北朝時代に移り変わろうとする頃、当時の若き当主足利高氏後の尊氏)は文武両道で人々から英雄ともてはやされていた一方で、厄介事から逃げるためにとにかく逃げ足だけは速い気弱な少年「北条時行」は由緒ある北条家の子でありながら『逃げ上手の怠け者』と呆れられていました。

 

しかしそんな日常も束の間、足利尊氏の謀反によって鎌倉幕府は滅亡に追い込まれ、北条家の一族は次々に命を落とす中、時行だけは生き延び、信濃の国の神官(諏訪神社宮司)の諏訪頼重のもとに身を寄せ、共に鎌倉を脱出します。

 

惨状を目の当たりにした時行は、臆病で怠け者な自分を見つめ直し、鎌倉幕府再建のために立ち上がるのです。

 

ストーリーとしては逃げ上手な時行にスポットを当てたものではありますが、それよりも読者の目を引かせたのは神官の諏訪頼重の方でした。

 

時行との初対面で後光を浴び、不敵な笑みを浮かべながら飛び出してきた時点で頼重という人物はとにかくキャラの濃さが伝わります(ちなみに後光は調整可能だとか)。

 

未来が見えるなどと、なんとも胡散臭さを滲ませ時行を翻弄し、ただのコメディ担当のおふざけキャラかと思いきや、ふと見せる真面目な時の顔がなまら凛々しくてイケメンなんです。

 

この頼重のギャップや、中毒性を醸し出すキャラにTwitterでは早くも諏訪頼重に注目する声が続出しています。

諏訪頼重と北条時行の関係をわかりやすく


神官の諏訪頼重と名家の北条時行は元々面識があったわけではありません。

 

諏訪頼重北条時行の父、北条高時に鎌倉を敵から守る祈祷をしてくれるよう依頼をされておりました。

 

祈祷が完了したことを報告するため高時のもとへ赴く途中、ちょうど逃げている時行の後ろ姿を目にした時、頼重には時行が纏(まと)っている何かが見えたようです。

 

それは「怪物の欠片」という大きな力であり、時行の中に眠るものは臆病や怠惰ではなく、生き延びることに長けた「怪物的な生存本能」と呼ばれる時代を動かすほどの力になり得るものだと頼重は見ています。

 

実際に足利高氏の謀反によって戦場と化したところへ頼重は時行を突き飛ばしますが、兵たちの武器や頭の上を飛んだり跳ねたり、戦場をくぐり抜けました(その時の頼重にキレる時行の顔も必見です)。

 

殺すことで英雄となった高氏に対し、生きることで英雄となれる時行の秘められた才能を開花させるため、地獄の底まで仕えることを誓う頼重ですが、なぜ頼重がここまで時行に力添えするのかは疑問です。

 

高時が自害する間際に残した遺書にも時行を逃がすよう頼重に頼っていたほどなので、北条家と頼重には何かしらの関係があるようですが、頼重は「全ては北条家の忠義のため」とはぐらかしています。

 

キャラが濃いだけに、胡散臭い部分もあり時行は疑心暗鬼にもなっていますが、時行の今後の成長や幕府復興に頼重が必ずカギになるのは間違いなさそうです。

諏訪頼重と北条時行の関係を松井優征先生はどうとらえるのか?


歴史漫画といえば戦国時代江戸時代がよく取り上げられていますが、今回松井優征先生が選んだのは鎌倉幕府末期から南北朝時代と、歴史漫画では珍しい舞台を選んでいます。

 

松井先生ならではというべきか他に類をあまり見ない時代設定に、SNSや掲示板では歴史マニアな人から「これは興味深い!」などと声が挙がっていました。

 

というのも諏訪頼重北条時行も学校で習ったかどうかも記憶が定かではないほどマイナーな人物たちで、史料も少ないう上に諸説が多く、逃げ上手の若君を読んだ後に頼重や時行を検索する人が続出しています。

 

1話を読む限りでは、高氏の謀反や頼重と時行の間に関係があったのは史実通りではありますが、頼重のギャグを含んだ独特な性格とそれに振り回されている時行に、面白おかしくもありながら歴史の勉強にもなりそうですね。

 

漫画内では頼重と時行は、教師と教え子という雰囲気もありますが、実際に2人の関係を詳細に記されているものはなく、松井先生の設定によるものでしょう。

 

松井先生のことなので、もしかしたら歴史漫画でありながら時事ネタやパロディネタを織り込んでくることも期待できます。

 

さまざまな解釈ができますので漫画にするには打ってつけの時代、人物かもしれませんが、あまり史実から脱線しすぎて歴史マニアから反感を買わないといいですが。

 

個人的には最初の強敵として登場する不忠義者である五大院宗繁という鬼畜武将が大好きなので、彼の記事もあるので、よろしければ流し読みしていただけたら嬉しいです。

諏訪頼重とは?北条時行との関係や松井優征先生の視点を調査まとめ


週刊少年ジャンプにて始まった新連載「逃げ上手の若君」がSNSや掲示板で注目を浴びています。

 

魔人探偵脳嚙ネウロ』や『暗殺教室』といったヒット作を描いた松井優征先生が次に選んだのは歴史漫画、しかも鎌倉末期から南北朝時代というなかなか見ない舞台設定に期待する声がいくつも挙がっていました。

 

諏訪頼重というコメディ感たっぷりの胡散臭い神官と、名家の一族でありながらも臆病で怠け者な北条時行、幕府復興のために2人のこれからの活躍が今から楽しみです。

 

諏訪頼重北条時行も史料が少なくなかなか知られていない人物なので、知的好奇心や創作意欲をくすぐる漫画の題材にするには持ってこいかもしれません。

 

諏訪頼重には逸話も多く、北条時行に至っては最後どういう結末を迎えたのか諸説あるので、松井先生がそれらをどう描くのか今から楽しみです。

今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。