経済評論家の「上念司」さんがとある人物から名誉棄損で訴えられたことが話題に挙がっています。
上念司さんといえば、素人でもわかりやすく、時に辛口に経済や政治について解説をする評論家として度々メディアにも出演していますよね。
上念司さんご自身のYouTubeチャンネルでも30万人以上の登録者数がいるほど政治経済の勉強するならこの人!と注目している人も少なくないのではないでしょうか(私もお世話になっております)。
そして、今回の記事のメインテーマである上念司さんが訴えられた原因は、彼が自身のTwitterで投稿したある発言がきっかけとありますが、本人や一部からは言論弾圧では?という声もあります。
今回は上念司さんが名誉毀損で訴訟を起こされたことについて、その理由や言論弾圧の噂について調査しました。
上念司が名誉毀損で訴えられた理由は?
上念司さんは、昨年の2020年12月30日に自身のYouTubeチャンネルにてある人物から訴えられたことを動画で説明していました。
動画内では実際に裁判所から届いた封筒もチラ見せして、自分がなぜ訴えられたかの理由についても明らかにしています。
理由はどうやら上念司さんがTwitterで投稿した内容が名誉毀損に当たるとしたもので、Twitterに投稿した内容というのは、あいちトリエンナーレ問題についてだそうです。
あいちトリエンナーレ問題とは、2019年に『表現の不自由展』が話題になり、展示会自体に数年前から黒い噂が絶えないと物議を醸しておりました。
上念司さんのTwitterのどの投稿が名誉毀損に当たったのかはわかりませんが、このあいちトリエンナーレ問題が話題になっていた頃に、上念司さんはTwitterで「反日だ!」「詐欺だ!」と痛烈批判のツイートをいくつか投稿しています。
なので恐らく2019年に投稿したあいちトリエンナーレについての内容が今回名誉棄損で訴えられた原因になったのではないでしょうか。
さて、では一体誰が上念司さんに訴訟を起こしたかというのは、これも2020年大晦日のYouTubeチャンネル特番で公表しています。
その人物というのが、ジャーナリストであり、あいちトリエンナーレの芸術監督を務めた津田大介氏です。
上念司さんは動画内で、津田大介氏からTwitterをブロックされていることも語り、話し合いでは解決が望めなかったため、仕方なく裁判で争うことを決めたことを述べています。
上念司さんは正々堂々裁判で戦うことを誓うと同時に、訴訟を起こした津田大介氏に対し「言論弾圧では?」と疑問も口にしていました。
あと、上念司さんご自身にも問題がある可能性もあるりますし、リスナーの立場から見た上念司さんについての記事もありますので、もしお時間をわけていただけるようでしたらぜひ、流し読みいただけたら嬉しいです。
上念司に対する訴えは言論弾圧?
今回の件は言ってしまえば、上念司さんのTwitterの書き込みが不快に感じたというだけなんですね。
確かに最近はSNSの書き込みによる事件が社会問題にもなっていますが、上念司さんのツイートは辛辣ながらも評論家視点のコメントであり、個人的には相手の尊厳を傷つけるような物言いはしていないように見えます。
あいちトリエンナーレについても数回にわたりツイートをし、厳しく批判はしているものの、名誉毀損に触れるほどかというと微妙なところです。
しかも津田氏は上念司さんに抗議するでもなく、前触れなくTwitterアカウントをブロックし訴訟まで起こしました。
津田大介氏が名誉毀損で上念司氏を訴える。なぜ、津田大介氏は「言論」で戦わないのか。あるいは「メディア」で戦わないのか。彼は「メディアアクティビスト」を名乗っている(媒体活動家)。私は言論の自由を支持する。 https://t.co/Afq9x598ii
— 宮脇睦@みやわきチャンネル1/2世紀 (@miyawakiatsushi) December 31, 2020
津田大介氏ほどの社会的地位も高く影響力のある人だからこそ出来ることではありますが、発言が気に入らないから訴えるというのはどうなのでしょうか。
さらに津田大介氏はなんと、政治評論家の竹田恒靖さんを含む計8名を訴訟を起こしました。
津田大介氏から訴訟を起こされた8名は上念司さんと同じく、あいちトリエンナーレや津田氏本人に対し批判的コメントをしたものです。
社会的地位が高いはずの人物が人の発言に目くじらを立てて、気に入らなければ即訴える、これは言論弾圧と疑われるのも無理はありません。
一方で、津田大介氏のお金目的という見解もあります。
上念司さんは津田大介氏から300万円の損害賠償を請求をされたのですが、上念司さんはチャンネル動画内で
「300万円の訴訟は起こそうと思えば2万円で起こせる(弁護士費用は別)」
と口にしていました。
訴えた人は2万円で勝てば大金が手に入りますが、訴えられた側は裁判に勝ったところで賠償金を払わなくて済むだけで1円も得にはならない上に、長引けば弁護士費用がかさむばかりなんですね。
あれ、どこかの政党のお偉いさんが似たようなことをやっていた気が・・・。
名誉毀損はあくまで建前で、本当のところはお金目的というのも充分に考えられます。
津田大介氏のは一見、でたらめのような訴訟にも見えますが、名誉棄損の裁判で厄介なのは長丁場になることで、津田大介氏に訴えられた側としては堪ったものではありません。
上念司に対する名誉毀損での訴訟の今後
名誉毀損の訴訟と言ってもさまざまですが、裁判で判決が出るまでに3年~5年と数年かかる場合もあります。
上念司さん自身が
「3年はかかるだろう」
と述べていますし、上念司さんと津田氏の訴訟について動画を挙げている岡野タケシ弁護士が、似た事例を挙げていました。
元朝日新聞社の植村隆氏が、ジャーナリストの櫻井よしこ氏を名誉毀損で訴えたケースで内容は今回割愛しますが、判決が出るまでに5年もの歳月がかかっています。
その間の弁護士費用は莫大なものだった容易に想像できるもので、数百万~1千万以上はかかったのではないでしょうか。
さすがの上念司さんも弁護士費用については厄介な問題として何度も口にしていました。
そこで上念司さんが企画したのがクラウドファンディングです。
弁護士費用を上念司さんを支持する人から援助のお願いをする形を取りました。
津田大介の奴と云うか弁護士主導なんだろうが名誉毀損で訴えられた上念司氏
あっという間に2300万円の金が集まるって、津田大介がネットでどう思われてるか透けて見えるな。https://t.co/WPoba6tEXn— がじろー (@mangajiro) January 16, 2021
クラウドファンディングなのでもちろん金額に応じて特典が揃っており、一番高い50万円コースだとなんと、上念司さん本人が直接出向いて、訴訟の進捗状況を伝えてくれるそうです。
そしてクラウドファンディングを実施した結果、集まった金額は2千万円以上にもなりました。
上念司さんがこの訴訟にかける思いが伝わったのかもしれませんね。
ちなみに裁判を無事終えて余った金額については支援や寄付にまわすそうです。
なぜここまで躍起になっているかというと、もし今回のようなケースで訴えられた側が負ける、もしくは途中で折れるようなことがあれば、お金目的で模倣する人が続出するかもしれません。
3年も5年も裁判を続けていれば時間も金銭面の消費は激しいものですが、今回のような言論弾圧、あるいはお金目的を匂わせる今回の訴訟について、上念司さんは断固として立ち向かう姿勢でいます。
結果がどうなるか楽しみですね。
上念司が名誉毀損で訴えられた理由は?言論弾圧との声もある訴訟を調査まとめ
経済評論家としてお馴染みの上念司さんが訴えられた内容についてまとめました。
きっかけは上念司さんがTwitterの書き込んだ内容が名誉毀損に当たるとし訴訟に発展したものですが、違法性のあるほどの書き込みだったかというのは疑問に残ります。
言論弾圧、そんな声もありますが、どちらかというと単に賠償金目的の線もあるかもしれません。
名誉棄損による訴訟では3年から5年かかる場合もあり、多額な費用を要しますが、上念司さんはクラウドファンディングで裁判で戦うための資金を募り、この裁判を真っ向から挑む姿勢でいます。
どちらが勝つにせよお金のかかる戦いになることは間違いありませんが、賠償金目当ての裁判が今後多発することを防いでくれるのであれば上念司さんを応援したい気持ちが少し上回ってしまう内容でした。
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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