北条時行という人物ががこれから多くの検索需要を秘めた歴史上の主要人物として注目を集める可能性がとても高いこと2021年には期待されています。
その理由は今日(2021年1月25日)発売の少年ジャンプの中でも鬼才と呼ばれる松井優征先生の新作「逃げ上手の若君」という作品の主人公だからです。
そもそも北条時行と聞いても、初代執権である北条時政や、モンゴル帝国がせめて行きた時の執権であった北条時宗ほどの教科書に載るようなビックネームと比較するとかなり印象が弱いと思いますし、ご存知の人は相当歴史通だと思います。
ですが、国内最強の公開プラットフォームである少年ジャンプという舞台で、「暗殺教室」や「魔人探偵脳噛ネウロ」などのスマッシュヒットを飛ばした実績を持つ松井優征先生が目をかけたキャラクターである北条時行はどのような活躍を見せるのかが楽しみです。
今回はそんな歴史通にとっては認知度の高い、知る人ぞ知る北条時行とはどのような人物であり、松井優征先生の新作「逃げ上手の若君」という作品の主人公に選ばれた理由と、歴史上のビックネームである足利尊氏との関係をまとめました。
北条時行とは?
北条時行という武将が主人公と聞いた
調べて見ると確かに「逃げ上手」な武将なんだよね
鎌倉幕府最後の執権高時の息子で高時が討たれた時に逃亡
成長して鎌倉奪い返すも追い詰められ自害
と思ってたら実は生きててまた転戦
また追い詰められ(以下略)
面白い題材扱うなー https://t.co/Sn4gQVEBgS— lmes2 (@lmes21) January 22, 2021
北条時行とは、鎌倉時代の末期の鎌倉幕府最後の北条高時の次男です。
南北朝時代の武将として元家臣であった足利高氏と交戦し、一時は奪われた鎌倉幕府を奪還するという偉業を成し遂げるも、わずか20日で再び足利高氏に奪い返され、その最後は消息不明で、太平記によると追い詰められた北条時行の軍勢は勝長寿院へと逃れ、皆で自決とあります。
しかし、自決した北条時行の軍勢の亡骸は全員顔面の皮が剥いであって、誰が誰だかわからないようにしたという逸話もあり、わざわざ遺体の顔を剥がすような意図としては、もしかしたら北条時行の死を隠すための家臣達の命がけの忠義だったのかもしれません。
そんなミステリアスでいて、家臣からの求心力もあったと思われる北条時行という人物を主人公に選ぶ松井優征先生の選球眼には驚かされると同時に、歴史上の人物の中には教科書に名前が堂々と載り、テストに出るような人物以外にも凄い人がいるんだなとワクワクさせてもらえます。
北条時行が逃げ上手の若君の主人公の理由は?
北条時行という行った偉業の割には名前が知れ渡っていない、かなり渋めの英傑を主人公に選んだ松井優征先生の題材の選び方は多くのファンから早速ポジティブな反応が多く上がっています。
北条時行たしかに面白い。着眼点がさすがだわ。しかし、逆になんでこんなマイナーなのかわからんレベルだな北条時行
2回も鎌倉奪還成功してんのすげえ— ekusima (@ekusima) January 24, 2021
2回も鎌倉幕府奪還に成功しているという、とんでもない偉業を成し遂げて入るものの、その相手は歴史の時間では必ず覚えさせられた豪傑である足利尊氏のインパクトに比べるとどうしても存在感が弱まってしまうのかもしれません。
松井優征先生の描く「逃げ上手の若君」という作品の中でも足利高氏は武勇・強要・家柄に人望と全てを備えた武士の鏡と評され、
「足利高氏に匹敵する侍などこの鎌倉には居りはすまいぞ」
ってモブキャラが語っていました。
そんな絶対的な主人公に相応しい足利高氏と鎌倉奪還を狙う北条時行との戦いは毎週楽しみになってしまいそうです。
北条時行は生死がハッキリしていないところに話が膨らむ余地も!
北条時行という武将にはあらゆる謎が多く、その中でも最後に北条時行の軍勢は足利高氏に追い詰められながらも、全員で自害を決意し決行しています。
そして、死んだ後に誰が誰だかわからないように顔面の皮を剥いだという逸話もあり、このようなことをする意図としては主君である北条時行の死を不明確にして生き延びて欲しいという願いが込められているように思え、創作意欲を刺激するポイントが多いです。
松井優征先生の最新作 #逃げ上手の若君 は鎌倉末~南北朝で北条時行の話という情報が流れてきた。
事実だとしたら鎌倉幕府の滅亡と中先代の乱、南朝帰順後の北朝との戦いがジャンプで描かれることに!?
しかも末路不明で死を描かなくても良いという利点有り。なんなら後北条にも話が繋げられるぞ!— 天地百八 (@TenkouTisatu108) January 22, 2021
上記の松井優征先生の最新作である「逃げ上手の若君」に期待する声にも、舞台の時代設定や、少年ジャンプで連載するにしては歴史ものを選定されることはとても珍しく、創作系作品では無いという時点でもかなり異色の作品とも言えましょう。
るろうに剣心も若干史実を引用してはいるものの、登場人物は緋村剣心という、河上彦斎(かわかみげんさい)をモデルにしつつもオリジナルキャラクターがメインで動く物語でしたが、「逃げ上手の若君」は北条時行と言う完璧に史実どおりのキャラクターなので結末が見えているというデメリットをどのようにアレンジするのかも松井優征先生の手腕の見どころですね。
北条時行と足利高氏との関係は?
南北朝時代という沼もいいですよ。
10代で戦争に参加した戦う公家、北畠顕家
1000人VS200万の軍勢に勝った楠木正成
敵対関係だけど、後醍醐天皇をずっと尊敬していた室町幕府初代将軍足利尊氏
父親の仇よりも育ての親の敵討ちに南朝に帰参した北条時行
他にも魅力的な人が多くていいですよ
— 池田 和也 (@kazuyazaka) September 21, 2020
今日から連載が始まった「逃げ上手の若君」の時代背景は最近漫画で特に人気の高い幕末や戦国時代という知名度の高い人物の活躍した時代ではないものの、鎌倉幕府が滅亡し、南北朝時代という日本が混沌とした流れの中でもとんでもない活躍をした人材が多い時代でもあります。
足利尊氏公という英雄は、たとえ中学校の歴史の成績が1とか2でも名前を聞いたことくらいはあると思えるビッグネームですが、そのライバルの一人としての北条時行の存在は意外なほど知られていません。
ですが、足利尊氏公から逃げとおしたり、彼の弟である足利直義を打ち破るなどの功績を持ち、滅ぼされた鎌倉幕府を奪還したという事実は紛れもない北条時行の偉業です。
松井優征先生の描く北条時行は極めて生存本能が研ぎ澄まされており、相手を滅ぼすことよりも生き延びていく力の強さに特化した魅力をもっています。
おそらく今後の展開を知りたいと思うファンも増加し、南北朝時代に関する書籍の売り上げアップへの貢献も予想されますし、今まで他の時代に比べると脚光の当たらなかった南北朝時代への注目が集まることで、これからもしかしたら「逃げ上手の若君」がきっかけで、この時代背景を舞台にした作品が増えていくかもしれませんね。
北条時行が逃げ上手の若君の主人公になった理由のまとめ
逃げ上手の若君も笑いの前に重要な伏線が隠されているかもしれない(SWITCHインタビュー出演時の松井先生) #逃げ上手の若君 #松井優征 pic.twitter.com/rPsMQsSsXz
— akihiko (@akihiko_aa) January 24, 2021
北条時行が主人公という「逃げ上手の若君」は今後が非常に楽しみな作品です。
特に作者の松井優征先生は伏線の隠し方や、表現の仕方が巧みなことでも定評があり、結末がすでに読み取れる歴史を題材にした作品であっても、いまだに解明されていない北条時行の明かされていないミステリアスな部分をすごくて丁寧に表現されることが予想されます。
個人的には北条時行以上に、歴史の中のビッグネームである足利尊氏公の強さをどう描くのか?
さらに新田義貞という戦の天才などもどのように描かれるのかも楽しみですし、それらの強敵を前にしたらかすんでしまうような北条時行の活躍をどれほどまでに膨らませた状態で読ませてもらえるのかが楽しみです。
また「隠れ上手の若君」という作品の中で北条時行が史実とは違う魅力や意外性が話題になりそうな時には再び別記事で紹介させていただきたいと思います。
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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