いまだに菅首相と日本学術会議の会員任命問題の対立は続いています。
会員任命を拒否した理由を明らかにしない菅首相。
そして、組織そのものの在り方に疑惑を持たれている日本学術会議。
どうやらメディアの注目は前者でネットの注目は後者のようです。
菅首相が問題なのは拒否理由を明確にしないことですが、日本学術会議側はなぜここまで非難されるのでしょうか。
謎の組織という印象はありますね。
ですが日本学術会議は長い歴史を持つ組織でもありますので活動内容や功績もあります。
今回はその活動内容や功績はどうやって調べればいいのか、その調べ方も調査しました。
日本学術会議の問題点とは?
今回の任命拒否問題の騒動で、日本学術会議という組織を初めて知った人もいるのではないでしょうか。
表にはなかなか出ることはなかったですが、約87万人もいる科学者の代表する組織であり「学者の国会」とも呼ばれています。
立派な内閣府に属し、科学の進歩と共に、国の政策と人々の暮らしに貢献するための組織です。
しかしながら、現状では菅総理の考えを支持する声がネットでは多く、そのような声にも一定の共感をまとうほどの説得力が込められています。
日本学術会議の件は菅内閣の勝ち戦に見えます。首相に何の落ち度もなく仕事を淡々と遂行しただけ。左側が騒げば騒ぐほど組織について国民の知識が深まり、身内推薦の偏った人事や中国共産党関係組織との提携など問題点が浮き彫りに。税金をもらわないと学問の自由が守れないわけがない。菅首相お見事。
— こたママ kotamama (@kotamama318) October 6, 2020
上記のつぶやきからすると、すでに菅総理には何も落ち度がない前提で、左翼が騒ぐほどに日本学術会議の評判が落ちているという現状を分析した内容です。
個人的にも左翼が騒ぐほどに日本学術会議に所属する科学者の方たちの真面目な働きよりもあら捜しの部分が強まっているようにも思えます。
日本学術会議はネガティブな情報だらけの実状
あらためて日本学術会議をより公平な立場で見るためには、少々日本学術会議側に立った情報の整理になりますが、ご一読いただけると幸いです。
日本学術会議の務めは(公式HPから)
・科学に関する重要事項を審議し、その実現を図ること
・科学に関する研究の連絡を図り、その能率を向上させること
日本学術会議は陰の立役者的存在ですが、それ故に問題点もあります。
そもそも日本学術会議は具体的に何をしている組織なのか?
世間の人たちは任命拒否問題のニュースが連日報道され、日本学術会議という組織があることを知ったのだと思います。
そもそも日本学術会議は具体的に何をしている組織なのか?
加えて内閣府に属していますので多額の予算が政府から出されていることに対して、一部の人からネガティブな感情を持たれる要因にもなっています。
#日本学術会議
朝日とTBSが騒ぐほどに実態が明るみに。
・学術会議の新会員は内輪で決定
・日本の防衛のための研究を行わない声明
・中国科学技術協会との協力促進
・学問の自由を奪う(北大教授の研究の応募を潰す)
・震災時に増税
・レジ袋有料化
・アイヌ利権
・飯塚幸三は日本学術会議の元委員長— 風渡2段 (@fuuto2dan) October 9, 2020
上記のように日本学術会議の実態が分からないため、とりあえず分かりやすい理解のために特にネガティブな内容や、存在すること自体が不利益となる情報は簡単に知ることが出来ます。
しかし、そのような簡単に手に入る情報にはたして信憑性や公平性はあるのでしょうか?
上記のネガティブな提案も実際にあったのかもしれませんし、似たような提案を誇張されて広まっている可能性も疑う必要もあります。
菅首相による前代未聞の任命拒否問題の真相も気になりますが、今まで耳にしたことが無かった馴染みのない日本学術会議の実態の方につい国民の意識が向きがちです。
そこで国民の意識が向いた先は出来る限りネガティブな情報の方が興味を引きやすいのも理解出来ますが、少々不公平感は感じざるを得ません。
そこで、日本学術会議は実際のところどのような活動をしているのでしょうか。
その内容を以降の文章で紹介させていただきます。
日本学術会議の活動内容や功績を調べるには?
日本学術会議の役割は多岐にわたりさまざまありますが、特に我々の生活にも関連深いのは、「政府に対する政策提言」というのがあります。
例えば、
交通事故ゼロを目指してドライブレコーダーの強化
自動運転技術等の発展を推進
生活習慣病予防
受動喫煙防止
など国民の生活・健康を注視した提言です。
東日本大震災では、復興増税の提案などで悪名が独り歩きしていますが、実際には復興支援から廃棄物対策まであらゆる課題を挙げ、解決策まで提言しました。
また震災が起きてから災害への注意喚起、対策強化を長年にわたり図っています。
活動内容や功績を挙げるとキリがないですが、これらのような実績は全て、日本学術会議のHPに記載されています。
ほとんどの方は日本学術会議の公式HPを見たことがない人ばかりだと思いますが、もしもお時間を割いていただけるようでしたら一度ご覧になってみてください。
実は上記に挙がった政策提言などの活動歴は公式HPには2008年から随時載ってるんですね。
背景には、日本学術会議側にも組織の在り方、役割や目標を明確化しなければならないと課題としてありました。
発足したのは1948年ですが法改正を何度も重ね、2008年には日本学術会議憲章を作り課題解決へ向け今の組織となったのです。
日本学術会議の公式HP以外の情報には真偽の判定が難しい
日本学術会議について調べようとして、わかりやすくシンプルな方法でSNS内の口コミやユーチューブの解説動画に頼りがちになっていませんか?
実は、僕の日本学術会議を調べるための情報源が上記のものでした。
結構簡単に分かる反面、ほとんどが日本学術会議への批判や、擁護する内容にはバッドマークが多く付けられる当たりに日本学術会議への風当たりの強さを感じます。
わかりやすいというメリットがある反面、これらは信憑性が薄いものやネガティブな情報だけを強調しているものが多いため活動や功績について参考になるか難しいところです。
最近では
「レジ袋有料化したのは日本学術会議の仕業だ!」
という噂が流れていますが、日本学術会議はプラスチックごみを削減の提言をしたまでで、レジ袋については述べていません。
SNSが主流になり情報が得やすくなったからこそ、誤情報あるいは穿った捉え方で誤解が生じやすい世の中でもあります。
日本学術会議についてはほかにも、皆さんお馴染みのウィキペディアにも、より詳しい内容や出回っている誤情報についての訂正なども載っているので一度目を通してみてはいかがでしょうか。
ただ、ツイッターにも検索の仕方次第では、下記のような
日本学術会議にばかり目が行っている様ですが、本丸は「日本学術振興会」です👎Wikipediaで調べて下さい🤔
毎年2700億円程の税金が投入されております😡— minoru aim (@AimMinoru) October 8, 2020
新しい情報や鋭い視点もあるので、ツイッターで調べる際には検索するキーワードをご自身で、より知りたい真実をリストアップして調べると面白いかもしれません。
日本学術会議の問題点と活動内容の調べ方のまとめ
任命拒否問題の騒動ですっかり注目された日本学術会議ですが、表舞台に上がってこなかっただけに、さまざまな誤解が生じています。
日本学術会議の何が気になるかといえば、どんな組織で何をしているのかという点です。
組織の実態についてなかなか理解を得られていなかったのが今回の騒動で見受けられます。
日本学術会議について活動内容や功績を調べるのなら、SNSよりも公式HPです。公式HPにはこれまでの実績、報告書が記載されています。
またウィキペディアにも組織の詳細や、SNSなどで出回っている誤情報についての訂正も載っていますのでおすすめです。
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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