最近よく耳にする『親ガチャ』
この言葉の意味やワードセンスがあまりにしっくり来るのか、今親ガチャの話題が注目されています。
親ガチャの話題性はネット上だけでなく、メディアでも取り上げられました。
その波紋はさらに広がり、今年の流行語に選ばれるのではないかとさえ言われています。
そもそも親ガチャは一体誰が言い出したのでしょうか?
思わず納得してしまいそうになりますが、決していい意味ではない言葉。
そんな親ガチャという言葉が流行りだしたのか気になりますね。
今回の記事では世に知れ渡り始めている親ガチャは誰が言い出したのか?
その語源や言葉の定義と流行った理由を調査しました。
https://chano-ma.jp/oyagatya-kogatya/
親ガチャは誰が言い出した?
親ガチャ議論で松本人志さんが「ガチャガチャの本当のハズレは同じのが出る事ですけどね」と言っていて見事だと思った。つまり全く同じものが出る事が外れだとするなら親ガチャにハズレは無い。どんな家庭に育ってもその家庭なりの幸せがある。親ガチャは当たりしか入ってないボーナスガチャなんだよ。
— ムラカミリョウって誰? (@sales_boooy) September 19, 2021
(個人的には【親ガチャ】に関する素晴らしいつぶやきも散見されます)
親ガチャについては、最近ではダウンタウンの松本人志さんや茂木健一郎さん。
さらに論破王の異名を持つひろゆきさんなど数々の著名人が言及しています。
今では若い世代なら知らない人がいないほど周知されるようになった親ガチャ。
この言葉が出始めたのはTwitterでした。
いつ、誰が、の正確な情報は明確されていませんが元々はネット民の言葉遊びと言われています。
子どもの生活を左右する親の性格、家庭環境、資産力など。
生まれてみないことにはわからない皮肉か自虐なのか……。
そんな意味合いを感じます。
”子は親を選べない゛
確かにそうですが、それをゲームのガチャに例えるのは現代っぽい表現ですね。

親ガチャの語源とは?
てか、「親ガチャ」という言葉その物には、良いも悪いも無くない? ただの「単語」なんだから。
その後に、「外れた」とか「当たった」とか「引き直しできる・できない」がついて初めて、その「ガチャの結果が良かったか悪かったか」が決まるだけでしょ。
語源?となった「ガチャポン」と同じだよ。— 雪ノ輪@とさのほんまる (@Yukinowa12) September 21, 2021
子どもの境遇がどうのこうので話題になった親ガチャですが、元々親ガチャという言葉は別の意味があったのです。
親ガチャが今の意味合いで広まったのはここ最近のことです。
実は2013年頃から親ガチャは使われていました。
当時もネット上で流行っていた言葉で、
当時の意味としては自分の部屋にいきなり親が入ってくること。
ドアを開けるときの音の「ガチャ」と合わせた言葉です。
アニメオタクやアイドルオタクなどが部屋で趣味を楽しんでいるときに親がいきなり部屋に入ってきて恥ずかしい場面を見られたという意味で使われていました。
なんとも微笑ましく、令和に使われている不満や悲壮感を感じる意味合いとは全く違うように思えます。
ですが、時が経つにつれ、PC・スマホによるソーシャルゲームの発展とともに、虐待などの悲惨な家庭問題が度々注目されるようになりました。
その結果、今の意味合いになったと推察されます。



親ガチャという言葉の定義は?
親ガチャ議論でよく見る構図(多分)
功績や現状が親由来か、本人由来か証明する手立てもそれに必要な定義も無いため議論は不毛かと。
結果が芳しくない側も親由来か本人由来か不明。
その人が親のせいといえばそうかもしれないし人の家庭事情には口出さずに肯定してあげるのが1番だと思ってます。 pic.twitter.com/bQgFJ47RaF
— がらぱ🕊図解 (@galapagos_bird) September 27, 2021
”子は親を選べない゛
この言葉の意味あいとして、どんな親の元で育つかは運次第。
まさにゲームのガチャに似ています。
親ガチャとは要するにゲームのガチャと同じで、当たりかハズレかのどちらかを表現しています。。
当たりとは裕福な家庭育ち、親の愛情を充分に受けていること
ハズレは家が貧乏で親からの虐待、ネグレクト、毒親に見舞われている環境のことを指します。
特に親ガチャを使っているのはハズレであった人でばかりです。
裕福な家庭を羨ましがったり、自分が置かれている家庭環境に諦めいた言葉として使っている人が多い傾向にあります。
親の愛を十分に感じている人は決して【親ガチャ】なんて言葉は使いませんからね。



親ガチャという言葉はなぜ流行ったのか?
親ガチャという言葉が流行るのに「自己責任論」をいう大人は分からなすぎ。多分団塊世代だと思うけど、現実問題としてどん底階層の人間が努力してなんとかなる高度経済成長の時代と違うんだ、ボケぇ! と返したくなる。だから絶望をこんな諧謔で苦笑して誤魔化すしかないって理解しろって。
— かまめし (@kama_meshi) September 25, 2021
それにしても親ガチャという言葉は言い得て妙ですね。
SNSやソーシャルゲームが発展して、不特定多数の他者との交流が当たり前にできるようになったからこそ生まれた言葉のように思えます。
SNSの中では心の内を吐き出す人も多いです。
また他人がどのような生活を送っているかもつぶやきから推察できます。
家庭の貧困や虐待に悩みを抱える若者もSNSがはけ口となり、他人の生活を見て、辛み妬み嫉みを抱えてしまうものです。
親や家庭は選べないというどうしようもない悩みを、ゲームのガチャに例えたユーモア溢れるセンスが若者の心に刺さったのではないでしょうか。
賛否両論の【親ガチャ】という表現
ただ、親ガチャという言葉に賛否両論はあります。
親ガチャは親世代からすれば当然不気味で不愉快な言葉です。
親に対して失礼でもありますし、「ただの言い訳」という批判が多く挙がっていました。
この意見に対し、
「親ガチャを批判する人は裕福な家庭で育った人」
「家庭問題に苦しむ若者の心情の何がわかる?」
とちょっとした論争になっています。
どちらの言い分もわからなくはないですね。
また一方ではこんな意見もあります。
親ガチャという言葉が流行ったことで、親や家庭環境に苦しむ子どもがいることを世間に広まるきっかけに、少しでも改善されるよう国や人々の心に働きかける効果があったのではないかという声も。
親ガチャという言葉を否定的に捉えるのではなく、辛い家庭環境にいる子どもがいるんだよということを知って欲しいポジティブな意見ですね。
Twitterで「親ガチャ」と検索をかけると、親ガチャに対しさまざまな意見が交錯していてどの意見にも思わず納得してしまいます。



親ガチャのまとめ
若者の間で流行っている「親ガチャ」についてまとめました。
生みの親とゲームのガチャを合わせた言葉で、裕福か貧困かは運次第。
子は親や家庭を選べないことを皮肉まじりにあらわしています。
誰が言い始めたのか不明ですが、親ガチャという言い得て妙なワードセンスに若者にはウケたのでしょう。
結果的にメディアでも取り上げられるほど大流行しました。
ですが、親をゲームに例えて当然批判も多いです。
ただ親ガチャという言葉がSNSやメディアで大きく取り上げられ、家庭問題に苦しむ若者が世の中にたくさんいることを知るきっかけになったのではないでしょうか。
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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