政治・経済

ゴルフ党とは?N国党からの党名変更の理由と新しい政策を調査

ゴルフ党とは?N国党からの党名変更の理由と新しい政策を調査
NHKから国民を守る党、通称N国党立花孝志党首が発表した内容に物議を呼んでいます。

記者の前で党名を「ゴルフ党」に変更することを発表しました。

冗談やネタかと勘違いするような名前ですが、当の立花氏は本気も本気、来年の通常国会までに正式に変更の手続きを行う姿勢です。

ネット上では早くも話題になっており、疑問半分呆れ半分と言った声が目立ちます。

何故このタイミングで党名を変更したのでしょうか。

そして気になるゴルフ党の中身についてまとめました。




ゴルフ党【NHKから国民を守る党】とは?


NHKの受信料を撤廃するべく活動を続けていた政党が突然の方向転換!?

11/13にN国党の立花氏が「ゴルフ党」に変更することを表明しました。

ゴルフ党とはその名の通りスポーツのゴルフにまつわる政策を焦点にし、ゴルフ場を利用する際に発生する「ゴルフ場利用税の撤廃を目標に掲げています。

肝心のNHK受信料については投げ出したのかというとそうではなく、どうやらNHK受信料とゴルフ場利用税を並行して撤廃に動く姿勢のようです。

ゴルフ党の正式名称は「ゴルフ党【NHKから国民を守る党】」となっており、立花氏自身の公式ツイッターは党名を変更する旨を投稿後、アカウント名も「ゴルフ党【NHKから国民を守る党】党首立花孝志」に変わっています。

N国党からゴルフ党に党名を変更した理由

ゴルフ党とは?N国党からの党名変更の理由と新しい政策を調査1
NHKから国民を守る党2013年に設立され、その名前からユニークさと新しさなどによる期待感で一部の国民には受けていました。

しかし、今回のゴルフ党への党名変更には戸惑いの声が多いです。

立花氏はゴルフ党に変更した理由について

「選挙のたびに新しい看板(となる政策)を追加すると、考えてもらえば分かりやすいと思う」

と述べています。

つまりは党名=政策ということで当面の間はゴルフ場利用税撤廃に特化し、次の選挙ではまた党名が変わっているのかもしれません。

政党の党名変更は決して珍しいものではなく、

過去にはおおさか維新の会日本維新の会に。

民主党が今は無き民進党に変更したことがありました。

政党が党名変更する理由には選挙対策が挙げられます。

選挙に勝つためには国民からのイメージも大切だからです。

名前を変えることによって気持ちを一新、今までとは違う何かを伝えるそういったイメージアップに繋げる意図があります。

ゴルフ党に党名を変更して票は集まるのか?


ゴルフ党への党名変更にはゴルフ党に所属する議員の方からすら違和感を感じているようです。

むしろ上記のくぼた学さんのつぶやきのとおり「ぶっこわす党」の方が抽象的かつシンプルなので、広い解釈もできますし、なんと言っても党のイメージとのマッチ感や勢いも兼ね備えているように思えてなりません。

そして、ゴルフ党に関していえば、ゴルフという少数派に限られたジャンルであり、ゴルフに関心を持たない人も多いです。

僕も以前までのNHKから国民を守る党という党名の時であれば選挙の際には投票候補の1つとして毎回意識していました。

しかし、今回の党名変更でゴルフ場利用税撤廃なんて実生活に全く縁がないので投票するかどうかの選択肢からも外しました。

僕の周りにもゴルフを知っている知人友人は少ないですし、ゴルフを好むような地位のある人は日経株価平均を左右させるような自民党にまとまった票を入れると思います。

党名をゴルフ党への変更は結果的に投票権を最も多く持つ庶民からも、組織票を持つほどのお金持ちからも票を集めるのは難しいと思います。

立花氏は来年10月に衆院選があることを睨み、それに向けて党名変更をしたようですが、正直逆効果ではないかと疑わざるおえません。

ゴルフ党による新しい政策のゴルフ場利用税の撤廃

ゴルフ党とは?N国党からの党名変更の理由と新しい政策を調査2
N国党からゴルフ党に変更し、立花氏は「ゴルフ場利用税の撤廃」を訴えています。

そもそもゴルフ場って税金がかかることを初めて知った人も多いのではないでしょうか。

僕はゴルフをやったこと無いので初めて知りましたし、ゴルフをやっている友人からもゴルフで勝てなかった悔しさは耳にする機会はあっても、ゴルフ場利用税に対する不満は一度も聞いたことがありません。

ゴルフ場利用税とは地方税の一種で、ゴルフ場を利用する際ゴルファーに課せられる税金です。

等級が1級~8級まであり、等級によって税額が異なります(等級や税額はゴルフ場の規模や設備によって異なる)。

かつてパチンコ場やマージャン場と同じく娯楽施設利用税でしたが、廃止後にゴルフ場だけがゴルフ場利用税として存続しました。

ゴルファーにしかわからない事柄な上に、国内では年々ゴルフ場を利用する人が減少している状況下で、果たして支持されるかは疑問です。

NHK受信料の撤廃に関しては、NHK撃退シールの配布と訴訟を起こすぐらいしか目立った活動はなく、どちらもシール配布以上に目立った成果を挙げられていません。

一方でゴルフ場利用税の廃止については実現可能な兆しもあります。

というのもゴルフ場利用税については過去に総務省や文科省が廃止に動いたこともあり、あの財務相の麻生太郎氏もが問題視していました。

ゴルフ党によって再び廃止への動きが表れる可能性も、もしかしたら政治家界隈から支持を得られるかもしれません。

ゴルフ党の党首は実はゴルフが嫌いという事実


しかしながら、ゴルフ場利用税を廃止したところで喜ぶ国民は少ないでしょうね。

その上、上記の動画にもあるように、実は立花孝志さんご自身がゴルフが嫌いというところに、本当にこの党名でやっていけるのかな?という不安は拭いきれません。

立花氏はゴルフが嫌いではあるものの、党名変更でこれからの政党に意気揚々としています。

ですが、国民からの不信感は沸くばかりだという空気感を感じ取ってはもらえていません。

決して私利私欲のための政策ではないことを祈るばかりです。

ゴルフ党とは?N国党からの党名変更の理由と新しい政策のまとめ

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立花氏が党首を務めるNHKから国民を守る党ゴルフ党に党名変更しました。

党名の変更理由については、イコール新たな政策として捉えてもらえればと立花氏は話しており、来年の衆院選を見越して今からゴルフ党として選挙活動を行っていく姿勢です。

NHKの受信料撤廃に続いて、ゴルフ党ではゴルフ場利用税の撤廃を掲げています。

ゴルフ場利用税は過去に総務省や文科省など行政機関でも問題視されていましたので、NHK受信料よりは撤廃できる見込みがあるかもしれません。

ただN国党を支持していた国民の多くはNHK受信料撤廃に期待していただけに、今回の党名変更には落胆する声が目立ちます。

今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。