お役立ち

通販で買った商品が勝手に定期購入に?トラブル時の対処と相談先は?

通販で買った商品が勝手に定期購入に?トラブル時の対処と相談先は?
スマホやパソコンで、ネットサーフィンをしていると、お得な商品が表示され、つい「この値段なら試しに…」と思って購入してしまうことはあると思います。

 

そんな誰もがやってしまいがちなネット通販ですが、この行為には思わぬ落とし穴が潜んでいる可能性があります。

 

今回は、通販で買った商品が定期購入だと知らずに契約してしまったときのトラブル時の対処法とその場合の相談先について調べてみたいと思います。

通販で買った商品の落とし穴とは?

通販で買った商品が勝手に定期購入に?トラブル時の対処と相談先は?1
ダイエット関連の商品美容関係のサプリメントだったり、シャンプー化粧品などで、通常は値段の高い商品が初回だけ、大幅に割引されたお試し価格で購入できるという広告を見かけることはよくあると思います。

 

お試し価格は、500円とか1000円とか非常にお手軽な値段設定であることが多いため、「じゃあ、一回だけ」と軽い気持ちで手を出す人も多いと思います。

 

しかし、利用規約をよく読むと、数回の商品購入が条件になっており、翌月には商品と多額の請求書が届いたという事例が多発しているのです。

 

購入者は、定期購入が条件と記載されていたことは知らなくて、よくよく調べると小さな字でその旨が書いてあることに後から気がつきます。

通販で買った商品の具体的な解約時のトラブルケース

①定期購入を解約したいと思っても、通常価格で商品を購入することが、「解約保証」の条件というひどいケース。

 

②いつでも解約可能だと思っていたのに解約の申請期間外だと断られるケース。

 

ときには商品の販売元である企業に電話がつながらないため解約できなかったりというケースまであるそうです。

実際はもっと悪質なケースもあるようですが、上記のような消費者の立場を一切考えずに、販売者の利益に固執した解約条件もあるのでお気をつけください。

通販で商品を購入する前に気をつけること

通販で買った商品が勝手に定期購入に?トラブル時の対処と相談先は?2
初回の商品代金は85%オフ」とか「負担は送料のみで、初回実質0円」などというような売り文句の商品には、まず警戒心を持った方が良いです。

 

定期購入だということや解約の方法についての記載は、かなり見つけにくいところに記載されていることが多く、字も小さく書かれています。

 

パソコンならまだしも、スマホの場合は読みにくいことが本当に多く、表示内容を見落とす可能性がさらにアップしてしまうようです。

 

トラブルに巻き込まれないようにするためには、意識して注意事項の記載はないか、契約内容を確認するようにしましょう。

 

定期購入が条件となっていないかということと、解約・返品できるのかどうかということ、また解約・返品できる場合の条件はどんな場合なのかということを積極的に確認しましょう。

通販のトラブルにあった場合の相談先は?

通販で買った商品が勝手に定期購入に?トラブル時の対処と相談先は?3
気をつけていたにも関わらず、購入した商品が定期購入の商品であり、同額な解約金を請求された場合には、消費生活センターなどに相談することをおすすめします。

 

消費生活センターでは、あらゆる消費生活相談を受け付けており、場合によっては警察に相談することを案内されることもあります。

 

電話番号は、「188」の3桁となります。

 

いやや!」という語呂合わせになっているそうです。

 

しかし、この事案で問題なのは、相手にも違法性はないというところです。

消費生活センターに連絡しても被害は保証されない

ですから、小さい字であれ、きちんと定期購入となる旨や解約金かかかることが記載されているならば、相手に落ち度はないということになるため、返金を必ずしも求めることはできないのです。

 

ただ、泣き寝入りは絶対に嫌だ!という気持ちや、他にも自分と同じ思いをして欲しくないという思いをしっかりと消費生活センターに届けることで、販売元の会社に行政指導が入ることもあります。

 

自分の被害額が戻ってくる方法ではありませんが、どうしても許せないという気持ちと、消費生活センターに声を届けたという経験は次のトラブル時の回避につながる警戒意識と、身近な人を守るアドバイスなどが出来るようになります。

通販でのトラブル時の対処と相談先のまとめ

通販で買った商品が勝手に定期購入に?トラブル時の対処と相談先は?4
今回の記事では、通信販売でありがちな定期購入の落とし穴について紹介しました。

 

世の中には、消費者から金銭を搾取するさまざまな方法があるものですね。

 

詐欺」というわけではないようですが、とんでもない引っ掛けです。

 

私はこういった商品を見つけて「安くていいな」と思っても「でも定価は高いからずっと続けることは無理そう」と思って断念してきたので、引っかかったことはないです。

 

しかし、購入に踏み切った人は「もし良い商品なら高い値段を払ってでも続けたい」と思った人だと思います。

 

そういう消費者の気持ちを踏みにじる企業が多く存在することに憤りを感じました。

 

現状では、消費者自身が自分の身を守ることが一番の解決策ですが、きちんと「クーリング・オフ制度」のような法律が作られるべきだと思いました。

 

ぜひ、パソコンやスマホなどから気軽に購入出来る通販ではありますが、近年悪質化も進んでいるのでくれぐれも注意をして生活を豊かにしてくれる買い物をしてください。