最近話題の「レジハラ」をご存知ですか?
お客さんから突然怒鳴られたり、嫌がらせを受けたり、お店でレジ業務を経験したことがある人ならあるある話ですね。
レジハラは最近登場した言葉ですが、少し前に話題になった「カスハラ」という言葉もあります。
レジハラとカスハラ。
一体この2つの言葉の違いはなんでしょうか?
今回は気になるレジハラについて、カスハラとの違いを具体的にまとめました。
さらに、
実際にレジでこんな嫌がらせを受けた!
嫌がらせ行為をされてこう対策した!
の声を調査して記事にまとめましたのでぜひさらっと読んでいただけると嬉しいです。
レジハラとはなにか?
現代のいびつな心模様が浮き彫りにされたかのごとく、異性に対し不快な言動や行動するセクハラことセクシャルハラスメントというパワーワードは名を馳せています。
さらに、会社の上司から部下への嫌がらせをするパワハラことパワーハラスメントなど日常でも度々耳にしますよね。
それほど○○ハラスメントという言葉は僕らの日常で市民権を得たかのごとく溶け込んで言います。
その中で、最近注目されているのが「レジハラ」です。
レジハラとは「レジハラスメント」と言い、お店でレジに立つ店員さんがお客から強い口調でクレームを受ける、怒鳴られることを指します。
スーパーなどでレジに並んでいる時に、前で会計中のお客が店員にもの凄い剣幕で怒鳴り散らしている光景を見たことありませんか?
あれのことです。
ここ最近でこのレジハラが急増しているのですが、このワードが注目されるきっかけとなったのがレジ袋有料化にあります。
2020年7月からレジ袋有料化が始まり、今まで無料で貰えていたレジ袋にもお金がかかるようになりましたね。
義務なので店員は会計時にレジ袋が有料であることを説明しなければなりませんが、そこでお客は「お金を取るのか!」と不満をぶつけてくるのです。
(なんと言う理不尽…!)
僕はコンビニのバイト経験が長いので、どうしてもお店の立場で考えてしまいますが、レジ袋の有料化もお店の都合では無くて環境保護の一環として国から命令されていることなので、レジ袋代が欲しくてやっているわけでは決してないのですが…。
お店はあくまでルールに則って業務を行っているのですが、今こうしたお店を利用するお客のモラルが問題になっています。
レジハラとカスハラの違いは?
レジハラはレジ袋有料化をきっかけに最近登場した言葉ですが、似たような意味合いを持つ「カスハラ」があります。
カスハラとレジハラは結構近いニュアンスで捉えられがちですが、その違いはなんでしょうか?
カスハラとは「カスタマーハラスメント」の略語で、これもお客がお客様という優位性を利用して迷惑行為をすることを指します。
例えば、返品不可の商品をお店に持ってきて「返品しろ!」と強要し、酷い場合は何時間も店員を拘束させたケースがありました。
また、クレームに対する謝罪でも「土下座しろ!」と恫喝したり、電話をして店員を自宅まで謝りに来させるなど横暴な態度を取ります。
ネットやSNSが普及した近年では、お店の悪口を書き込んだり、お店や店員の写真を撮ってSNSに投稿するなんてことも。
このように、お客がクレームの一線を越えた行き過ぎた要求や嫌がらせをすることをカスハラと言い、具体的な発生場所としてスーパーやコンビニ以外にも飲食店、ホテル、娯楽施設、病院などでもカスハラ被害を受けた声が多く挙がっています。
レジハラはレジで起こるトラブルに対し、カスハラはより悪質で発生する場所も幅広いです。
レジハラの嫌がらせの事例
お客からレジハラ被害を受けた経験は、レジ業務を従事したことがある人なら一度はあるのではないでしょうか。
少し前に、会計後の商品にお買い上げシールを貼ったところ、お客が激怒するケースがテレビで取り上げられ多くの反響を呼びました。
レジ袋不要の場合、商品にシールを貼るのは購入をしたことを意味するので貼るのは当然なのですが、このお客は
「シールを貼っていいかどうかはお客様次第だろ!」
とレジ店員を怒鳴り散らしたのです。
こんなお客からの理不尽な嫌がらせは後を絶ちません。
店員側はレジ袋が必要かの有無を聞かなくてはなりませんが、
「レジ袋はご利用になりますか?」
「サイズはいくつにしますか?」
「何枚ご利用になりますか?」
など、こんな質問攻めにお客もイライラしてしまい
「なんでもいいから早くしろ!」
なんて言われる始末です。
ほかにもレジに並んでいる時間が長かったり、ちょっとした受け答えの食い違いでお客の機嫌を損ねてしまい、文句を言われたり怒鳴られるケースがあります。
あと意外に多いのが、レジ袋有無の質問に対しての「大丈夫です」という返答です。
不要かと思いきや、会計後に「レジ袋つけろよ」と逆上するケース、曖昧な受け答えで苦労する店員の声が多く挙がっていました。
また昨今の感染症対策に、今どこのお店でもレジに店員とお客との間に透明シートを設けていますが、この透明シートによって声が届きづらかったり、お金を出すときなどに妨げになったりと、鬱陶しいあまりお客が手で引き千切るなんてこともありました。
こうした透明シートやマスク着用で相手の表情や言葉が読み取りづらくなったのが、余計にレジハラが増えた原因かもしれませんね。
レジハラの嫌がらせへの対策は?
店員側としても理不尽な物言いされるくらいならお店を利用しなくていい、もしくはセルフレジを利用してくださいと内心では思いますよね。
「もう二度と来ないでください!!」
と言えたらどれだけいいか…。
全部のレジがセルフ化になったらどれだけ楽か…。
とは夢見てもそうはいきません。
いきなり怒鳴ったり嫌がらせをするお客の共通点は、ルールを理解していないことや、せっかちな性格であることです。
少しでもレジハラ被害を無くすためには、ルールをわかりやすくし、レジ業務は効率化を図る必要があります。
恐らくはレジハラ対策か、最近ではルールを明確化するお店が増えてきました。
レジ袋が有料であるポスターを入口前やレジ前に提示しているほか、レジ前にレジ袋をサイズ別で用意し、お客側に選んでもらうようにすれば、会計時に質問する回数も抑えられます。
また店員によるエコバッグへの袋詰めは極力行わないようにしたり、サッカ台を設けるなどすれば、レジ業務の時間短縮にもなりますね。
コンビニでもサッカ台を導入する店舗が増えていてレジがスピーディになりました。
例えレジハラを受けても気に病む必要はありません。
(この人は暇なんだな)(寂しがり屋なんだな)と心の中で思っていると案外気持ちに余裕を持ちながら対応ができます。
レジハラは無くならないもの、どうやり過ごすか、スルースキルを磨くのも必要なことです。
レジハラとは何かのまとめ
レジで店員を怒鳴り散らすことが「レジハラ」で、客が理不尽な嫌がらせをすることが「カスハラ」と呼ばれるようですが、そんな上等なネーミングはもったいない。シンプルに、「悪質クソクレーマー」「威力業務妨害野郎」「過激派バカ」程度でいいと思います。 pic.twitter.com/35WCoGNlEH
— ブラック企業アナリスト 新田 龍 (@nittaryo) December 7, 2020
(もしもこの記事を読んでくださったあなたもスーパーのレジやコンビにのレジでレジハラやカスハラを受けていたとしたら上記のつぶやきを意識してみてください。)
今年お客による嫌がらせが急増し「レジハラ」というワードが注目されるようになりました。
お客様は決して神様でも現人神でもありません。
お客様を神様のようにおもてなしをするというのはあくまでも、その店舗の接客のスタイルの1つであり、全てのお店に適用されるわけでもありません。
お客様が自ら神を語っているとしたら疫病神か貧乏神に近いのでお断りブレードで両断したいでしょう。
以前にも店側に執拗な嫌がらせをする「カスハラ」も話題になりましたが、レジハラが問題になったのはレジ袋有料化が原因にあります。
2020年7月に始まって以来、レジ袋に料金が発生することに激怒するお客が増えました。
また昨今の感染症問題により、飛沫防止の透明シートの設置やマスク着用によって相手の言葉が聞き取りづらくなったこともレジハラが起こる原因にもなっています。
最近ではレジ袋が有料であることを大きく書かれたポスターが入口前に貼られていたり、レジを通る前にレジ袋をお客に選んでもらうシステムを導入している店舗も増えてきました。
ただどれだけ対策を取ってもレジハラは起こるものです。
お客を逆撫でしない対応はもちろんですが、適当にやり過ごすくらいの気の持ちようも大切かもしれませんね。
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。
他にもおすすめの記事がありますので、よろしくお願いします
⇒ハッピーレインボーラーメンはどこで食べれる?味はまずそうの声も!
⇒ミロはなぜ品薄に?売り切れの理由は転売による買い占めの可能性を調査
⇒ファスト映画とは?ネタバレYouTuberで炎上も賛否両論の声を調査