赤ちゃんの名前の由来に、ある俳優、アイドルのファンだったから、あのアニメ、ドラマが好きだったから、というのは昔からよく聞く話です。
この赤ちゃんの名付けに今年はある傾向が話題になり、それが鬼滅ネームと呼ばれています。
今年の注目度としてはダントツの大人気アニメ「鬼滅の刃」でしょう。
なんとこの鬼滅の刃が好き過ぎるあまり、赤ちゃんに鬼滅の刃にちなんだ名前をつける、所謂「鬼滅ネーム」が話題になっています。
作品を見たことがある人なら誰もが知っているあのキャラクターの名前が人気です！
まさか鬼滅の刃のブームがここまで影響力があるとは、今回は気になる「鬼滅ネーム」について調査しました。
鬼滅ネームとは？
鬼滅の刃で鬼滅ネーム急上昇って笑
センスも知能も最悪かよ pic.twitter.com/zW2kaP3B8H— 20代Eカップ女子中学生（投資家E.E）🌸ウェルスナビび (@WealthNavi_days) November 26, 2020
今年もお馴染み、「赤ちゃん名前ランキング」が発表され、
男の子は「蓮（れん）」くん
女の子は「陽葵（ひまり、ひなた）」ちゃん
の両名が今年最も人気の高かった名前に選ばれました。
そんな中今年、赤ちゃんの名前で注目されたのが「鬼滅ネーム」です。
鬼滅ネームとは、多くのファンを魅了し話題になった「鬼滅の刃」、この作品に登場するキャラクターにちなんで、自分の子どもに名付ける親が今年になって増えているのがわかりました。
キャラクター人気投票でも上位に位置する「富岡義勇（とみおかぎゆう）」の「義勇」や、その富岡義勇の技名である「凪（なぎ）」が、女の子には「甘露寺密璃（かんろじみつり）」から「密璃」が子どもの名前に多く選ばれています。
また鬼滅の刃の主人公「竈門炭次郎（かまどたんじろう）」の「炭次郎」という名前は、画数が9+6+14の29画、なんと大吉で縁起のいいことから赤ちゃんに名付ける親もいそうですね。
「義勇」、「凪」、「密璃」など、キャラクター自体の人気もあるでしょうが、今風で違和感もあまりないところが選ばれている理由かもしれません。
ただ、「善逸（ぜんいつ）」という名前に逃げる意味が含まれていたり、名前を書くときに苦労しそうな「禰豆子（ねずこ）」と名付けられた赤ちゃんがいたら少々不憫に思いますね。
鬼滅の刃は赤ちゃんの名前にどれくらいの影響力が？
赤ちゃんの名前を付ける際、相変わらず人気が高いのは
「蓮（れん）」
「樹（いつき、たつき）」
「紬（つむぎ）」
「澪（みお）」
などの「一文字ネーム」です。
また男の子なら
「陽翔（はると）」
「湊（みなと）」
「大翔（ひろと）」
といった「『と』止めネーム」も同じく人気があります。
ほかにも近年の傾向としては
「レトロネーム」
というのも注目されているのをご存知でしたか？
女の子に多いですが例えば、今年1位～3位の、
「陽葵（ひまり）」
「紬（つむぎ）」
「凛（りん）」
漢字や読み方がどことなく古風・和風な印象を受ける名前のことを指します。
ブームを巻き起こした鬼滅の刃もまた、作中の舞台が大正時代というのもあって登場キャラクターは明治と現代の魅力を合わせたような古風な名前が多いです。
明治時代の名前だけを軸にしたら、もっと個性の埋没するおとなしいキャラクターネームが主軸になりますが、日本国内でも珍しい名字をたくさんリサーチしたのだと思います。
近年のレトロネームの人気傾向に、鬼滅の刃が上手くマッチし、「義勇」、「凪」、「密璃」など作品にちなんだ名前を付ける親が増えたのかもしれませんね。
鬼滅ネームに厳しい声も
しかしながら、この鬼滅ネームに難色を示す声も多いです。
有名人と同じ名前だったばっかりに、周りからからかわれる経験した人もいるのではないでしょうか？
佐々木希や木村拓哉などは一般的な名字と、全く奇をてらわない誠実な名前の組み合わせはもしかしたら、自分のクラスにもいたなぁと思う人も多いはずです。
同じようにもし赤ちゃんに鬼滅ネームを付けて、その子が成長した時には学校などで必ずからかわれる対象になるのが想像できます。
非常用漢字の暴力感がやばいと思ったけど、鬼滅が中学時代に流行ってたら、アメーバピグのハンドルネーム絶対総画数多い名前にしてたなってすごくすごく思う
— ∠ ssk (@pgsskssgp) November 4, 2020
子供の物心がつく頃にはおそらくブームも過ぎていますから、複雑な心境になりそうです。
キャラクターの名前を付けることに抵抗がある声や、子どもが将来自分の名前を嫌いになるのでは？と心配する声が多く挙がりました。
鬼滅ネームの「義勇」、「密璃」は幸い、「心愛（ここあ）」や「希星（きらら）」などの所謂キラキラネームほど奇抜な名前ではありませんが、自分の名前の由来が好きなアニメだったから、というのは子どもからすれば残念に思う人もいるかもしれませんね。
鬼滅ネームと作品の影響力のまとめ
鬼滅の刃のブームが生まれてくる赤ちゃんの名前にまで影響が出ています。
鬼滅の刃が好き過ぎるあまり、作中の登場キャラクターにちなんだ名前「鬼滅ネーム」を自分の子どもに名付ける親が今年増えているんです。
作品を知っている人ならお馴染みのキャラクター「富岡義勇（とみおかぎゆう）」の「義勇」や「甘露寺密璃（かんろじみつり）」の「密璃」が特に人気が高いようです。
今年の赤ちゃんの名前ランキングでは、「蓮（れん）」くん、「陽葵（ひまり、ひなた）」ちゃんと、馴染み深い名前がランキング上位に位置していました。
このランキングを見るに、近年では古風・和風な印象がある「レトロネーム」が人気傾向にあり、「義勇」や「密璃」などもまた鬼滅の刃ブームによって人気を集めたのかもしれません。
とは言ってもやはり世間の声は鬼滅ネームに否定的です。
鬼滅ネームを付けられた子どもが将来、学校や周りから名前をからかわれるのは容易に想像できるもので、イジメに合わないか心配する声も。
子どもが将来苦労しないために、子供の名前には親からの贈り物であるという意識や、子供将来を願って名前は慎重に決めた方がいいですね。
今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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