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榎木和貴監督が創価大を強くできた理由は?練習法やコーチングを調査

榎木和貴監督が創価大を強くできた理由は?練習法やコーチングを調査
お正月シーズンの名物といえば箱根駅伝

 

今年の箱根駅伝は熱かったですね!

 

そして、創価大学がなんと4回目の出場で往路優勝を果たし、その勢いに乗って総合第2位という快挙を成し遂げました!

 

誰も予想だにしなかったまさかの展開に、テレビや新聞、SNSでもかつてないほどの盛り上がりを見せています。

 

数々の強豪校を追い抜き、箱根駅伝の歴史に新たな記録を刻んだ創価大ですが、そこで気になるのはやはり優勝に導いた榎木和貴(えのきかずたか)監督ですね。

 

監督に就任してからまだ間もないはずの人物が、なぜチームをここまで大きく強くできたのでしょうか?

 

今回はその榎木和貴監督について、創価大を強くできた理由や、チームの練習法やコーチングを調査しました。




榎木和貴監督が創価大を強くできた理由


2021年97回目になる箱根駅伝は、創価大学が初の往路優勝、そして総合第2位というわずか4回目の出場ながら、まさに「ジャイアントキリング」という名がふさわしい目覚ましい活躍ぶりを見せてくれました。

 

創価大の駅伝部がここまでの成績を残せたのは、選手たちによる激走があってこそではありますが、その選手の力を引き出したのは、ほかでもない監督の榎木和貴氏の手腕があってこその賜物に違いありません。

 

榎木監督創価大の駅伝部監督に就任したのは2019年の2月、わずか2年足らずで強豪校に勝るチームを作り上げたことに素直に驚きです。

 

実は榎木監督は去年の2020年第96回箱根駅伝でも一躍注目されていました。

 

当時の箱根駅伝では創価大は1区の区間賞とシード権の獲得、両方とも初となる実績を残す活躍ぶりを見せ、監督に就任して1年程度の榎木監督の指導力に多方から注目が集まっていたほどです。

 

創価大の監督に就任した当初は、部員30人中3/2が故障者で走れない選手の方が多く、初めのチーム作り、選手育成には相当苦労したのが窺えます。

 

怪我に悩まされながらも部員たちの「箱根に行きたい」という目標はずっと滾っており、その気持ちを汲み取った榎木監督はまず課題の洗い出しを始め、就任前まで部員たちの月間走行距離は500kmだったのを750km以上にまで増やすなど、なかなかのスパルタっぷりを発揮させました。

 

また榎木監督は部員たちとの対話も重視しており、部員1人1人と頻繁に面談しそれぞれの課題の指摘や練習メニューなどはもちろんのこと、各大会のランナー選出時には選出した理由の説明や登録に漏れた部員たちへの心のケアも欠かさず行っています

 

そういった榎木監督の部員たちへの配慮がチームの団結力に繋がっているのではないでしょうか。

 

部員を初め、榎木監督が就任する以前から在籍していたコーチやマネージャーも口を揃えて「別のチームになったかと思うくらい変わった」と語っており、榎木監督の指導力の凄さが見て取れます。

 

当の榎木監督は自身の力量ではなく選手たちのおかげだ、と各インタビューでとにかく部員たちを褒めたたえており、

 

「特別私が何かしたわけではなく、選手たちが努力してくれた結果」

 

と語っていました。

 

まさに個ではなくチームでのし上がってきた創価大、今回多くのメディアで注目され、練習風景や箱根駅伝での部員たちの様子などが映されていましたが、仲間同士手を取り合い、時に和気あいあいとしている姿はチームの団結力を物語っています。

 

ちなみに、創価大学のアンカーを努めた小野寺君は、最後に体調に異変を来たしたにも関わらず、途中棄権をすること無くたすきをゴールまで届けた姿に胸を打たれた人も多かったと思いますが、最後に駒沢大学の石川君という区間賞を取った怪物ランナーに敗北した姿も注目を集めました。

 

関連記事もあるのでお時間を分けていただけるようでしたら、ぜひ流し読みだけでもしていただけると嬉しいです。

榎木和貴監督の練習法やコーチング


わずか2年足らず強豪校に勝るチームを作り上げた榎木監督の練習法やコーチングが気になりますよね。

 

先の見出しで、月間走行距離を500kmから750kmまで伸ばしたと述べましたが、箱根駅伝ではおよそ21kmを走り切れる体力と足腰が必要で、その21kmを走り切れる選手がいないという課題あってのものでした。

 

そこで榎木監督が取り入れたのが地形を生かした練習法です。

 

創価大のキャンパスは東京都八王子市の丘陵にあたり、自然豊かで道は起伏が激しく、トレーニングには持ってこいの場所にあります。

 

榎木監督は自身もランニングしており、お笑い芸人のナイツさんとの対談では

 

「大学内を色々走り回ってコースを2、3個作る」

 

と語り自らが動いて練習メニューを作ったり、また別のインタビューでは監督自らが走ることで部員たちも「監督が走っているのだから自分たちも走らないといけない」と掻き立てられるようです。

 

練習メニューは部員1人1人とよく話をし、個々に合った練習メニューから身体のケア方法までも作るようですが、決して強制ではなくあくまで部員たちの自主性に任せています。

 

それは榎木監督自身が学生時代に練習量などを自分で考えていた経験からきており、部員自らが目標や課題にどう取組むかを探らせることで、考える力を養うだけでなく楽しみながら練習に打ち込めることに繋がっているようです。

 

去年は流行り病による感染症問題によって各大会は中止になり、部員たちは帰省するなど練習もままならない日も続きました。

 

しかし、そんな状況下でもリモートを利用して部員たちの健康状態のチェックや練習メニューの立案を行うなど、部員たちのモチベーションが心配されながらも配慮は欠かさなかったそうです。

 

そんな榎木監督の働きもあって、監督に就任してからほとんどの選手が個人記録を伸ばし、部員それぞれが協力しお互いを高めあういいチームに成長したのだと感じます。

 

榎木監督は今年の箱根駅伝の目標は当初総合3位と掲げていましたが、それが往路優勝、総合第2位という偉業を成し遂げました。

 

就任2年でここまでの成績を収めたと聞いては、ますます今後の創価大の飛躍が気になりますね。

榎木和貴監督が創価大を強くできた理由のまとめ


2021年の箱根駅伝では創価大学が4回目の出場で往路優勝、総合第2位という快挙を成し遂げ、強さの秘訣にある榎木和貴監督に注目しました。

 

創価大の駅伝部監督に就任して2年でここまでの飛躍をみせた榎木監督の指導力のポイントは、部員たちとの対話団結力強化にあります。

 

榎木監督は部員1人1人とこまめに会話を取り、個々に向けた練習法を作り上げるだけでなく、チームの方向性なども頻繁に共有してきました。

 

部員たちに考える力を養うため、走る楽しさを教えるために、強制させることなく上手いことレールを敷いて成長に導いていたのが窺えます。

 

練習メニューを作るにあたって、榎木監督自らが大学周辺の山道を走りコースを見つけることも行っており、そんな監督の姿勢が部員たちにも伝わったのではないでしょうか。

 

榎木監督ですら予想だにしなかった今回の箱根駅伝の結果に、創価大の今後の成長が楽しみですね

今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。