吉住晴斗(よしずみはると)投手がソフトバンクホークスから戦力外通告を受けたことが話題になっています。
一人のプロ野球選手が戦力外通告という報道があっても、それほど話題にはあがりませんが、吉住晴斗投手は2017年に最強のプロ野球チームであるソフトバンクホークスからドラフト1位として入団した経歴があればこその話題だと考えられます。
まだ吉住晴斗投手は20歳ですから、怪我でもない限り今後の伸びしろには期待できたと考えられるだけに、気になるところは多いです。
今回の記事では、吉住晴斗投手がなぜ戦力外になったのか?
そして、2軍での成績や育成枠としての再契約方針も球団から持ち掛けられている点などについても復活の兆しがあるのかをまとめました。
吉住晴斗はなぜ戦力外に?
吉住晴斗さんの当時の野球太郎評価
上位指名自体は不思議ではなかったんだよなぁたぶん pic.twitter.com/ywMnPqDpYR
— 柴信 (@stfreek) November 18, 2020
吉住晴斗投手には高卒でのソフトバンクホークスからドラフト1位指名されたのですから、よほどの可能性があったことは間違いありません。
一般的なプロ野球選手であれば、ドラフト1位で獲得した選手を怪我以外の理由で戦力になるまで待たずに戦力外通知を出すことは珍しいです。
そのため、吉住晴斗投手が戦力外に至った理由としては、
「野球に対する気持ちが切れかかっている。なんとなくこうしたい、という方向はある」
との本人のコメントがあったように、野球そのものに対するモチベーションを失いつつも、別の道(プロ野球選手以外)を視野に入れているということが理由にあたるのかもしれません。
なので、戦力外通知を受けた理由は、プロとして結果を出せなかった上に、プロ野球という舞台に対する情熱を失っていると球団側も判断してのことだったと考えられます
吉住晴斗投手の高校時代のピッチングから見える可能性
山形県から高卒でドラフト1位という前代未聞の快挙に地元は活気づいたはずです。
ストレートの最高球速は151キロという武器に加えて変化球のバリエーションもカーブにスライダー、フォークにチェンジアップと完成度の高い正統派なピッチングが魅力の投手でした。
しかし、高卒でのドラフト1位で入団しながら、プロ野球選手としては短命な入団して3年という速さで戦力外通告を受けたことには多くのプロ野球ファンが注目をしています。
フレッシュで見て、眼力が強くてマウンドに映える選手だなぁと思った吉住くんが、野球を辞めるかもしれないという記事を見た。
ドラ1という重圧の中頑張った3年間が、きっと彼の中で芽吹きいつか大輪の花となりますように。#吉住晴斗 pic.twitter.com/Sg3F0PcwDo— key (@key00559207) November 18, 2020
プロ野球通の間では、ちゃんと評価もされていた吉住晴斗投手。
強い眼力とマウンド映えすると評されるように、迫力のあるピッチングが強みでしたから、もう少しだけ育成のための時間があれば…と思われたファンもいたのかもしれませんね。
吉住晴斗の2軍での成績は?
去年の2019年には吉住晴斗投手はフレッシュオールスターという二軍選手のオールスターにも登板しています。
投球回数は一回だけでしたが、ヒットを打たれつつも見事無失点に抑えている映像です。
ただ、少々球が荒く、暴投気味なところもありましたが、選手紹介には、
最速151キロ ソフトバンク未来のエース候補
とありましたが、その1年後には戦力外通告なのですから厳しい世界に感じます。
その戦力外になった理由の大きな部分としては二軍や三軍の時代に結果を残すことができなかったことが大きいです。
2018年には二軍での公式戦には登板がなく、三軍での成績はチームでも特に多くのチャンスをもらい25試合に登板するも3勝9敗で防御率が6.69という成績でした。
2019年にはフレッシュオールスターズでの一回の登板はあったものの、2020年にも一軍登板は無く、3年間を通して公式戦への出場機会はなく戦力外通告に至っています。
ヤフーなどのニュースによると、ソフトバンクホークスは育成再契約を打診するとの発表もあったようですが、現状の吉住晴斗投手は野球に対する熱意が弱まっているため現役引退の可能性が高いと考えられるでしょう。
吉住晴斗の育成枠での復活は?
吉住晴斗投手が育成枠やトライアウトなどによって選手生命を呼び戻すことができるかについても気になるところですが、正直厳しいと思われます。
プロ野球選手という、日本では特に競技人口の多いみんなが大好きな野球でご飯を食べれる存在への憧れは今なお不動の地位です。
そんな誰もが憧れるプロ野球選手というポジションには少しでも結果が出せなければ出場機会も減るというのに、もう一度結果を死んでも出す!くらいのモチベーションがなければよみがえることはできないはずです。
吉住晴斗投手は伸びしろはあるのかもしれませんが、今はプロ野球選手以外の道も探していると読み取れる部分もあり、おそらくよほど内側から湧き上がる情熱が戻らなければ育成での再契約もトライアウトを受けても受かることはないでしょう。
吉住晴斗はなぜ戦力外になったのかまとめ
ホークス2017 1位指名
清宮(F)7球団競合外し
↓
安田(M)3球団競合外し
↓
馬場(T)阪神と競合外し
↓
吉住晴斗うーん、これは厳しいね…
とは言っても育成からの方が大成してるのでホークスにドラフト順位はあまり関係ないと言える。— Y∀SU (@tstl_m_yasu0430) November 18, 2020
様々な合縁奇縁の末に、奇跡的にソフトバンクホークスという最強の球団から1位指名を受けてしまう名誉と共に大きな重圧を背負うことになった吉住晴斗投手。
ファンの中には厳しい声もある一方で、まだ二十歳という未来のある一人の若者に戻っただけという温かい声もありました。
昨今のソフトバンクホークスはドラフトから入団した選手以上に育成と言うチャンスが極めて少ないにも関わらずのし上がってきた選手が話題です。
俊足を生かして盗塁日本新記録を達成した周東選手や、甲斐キャノンという野球に興味がない人ですら耳に残るほどの強肩と守備力でソフトバンクホークスという最強チームの要にまで成り上がった甲斐卓也捕手など見ているだけでわくわくする選手がプロ野球全体を盛り上げています。
その反面ドラフトで指名を受けたにも関わらず、そのプレッシャーに耐え切れず、与えれるチャンスを逃す度に精神をすり減らす選手もいるのがプロ野球選手の厳しい部分です。
吉住晴斗さんの今後がより良い未来になることを期待したいと思います。
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