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きくちゆうき敗訴の理由は?訴訟ビジネス映画の宣伝との声も調査

きくちゆうき敗訴の理由は?訴訟ビジネス映画の宣伝との声も調査
漫画『100日後に死ぬワニ』の作者「きくちゆうき」さんが、ネット上に誹謗中傷を書き込んだ相手に訴訟を起こしていたとは初耳の方も多いかと思います。

 

しかも結果はまさかの敗訴になっていたとは……!

 

『100日後に死ぬワニ』は作品が素晴らしかっただけに、昨年の完結直後のグッズや映画の宣伝が読者を興覚めさせたと各所から非難が飛びました。

 

今回の裁判できくちゆうきさんへの風当りがまた強くなったかもしれません。

 

というのも、きくちゆうきさんが訴訟を起こすにあたって雇った弁護士が原因です。

 

弁護士の名前を知った途端、ネット上では

 

「映画前の宣伝目的か?」

 

などといった訴訟ビジネスを疑問視する声が多く挙がりました。

 

過去には政治家と手を組んで誹謗中傷ビジネスとやらを目論んだ弁護士の方なので、ネット上ではかなりの名が知れ渡っていたようです。

 

訴訟ビジネスを疑う気持ちもわからなくはないですね。

 

今回の記事では、きくちゆうきさんが敗訴した理由や訴訟ビジネスと思われる理由、敗訴や炎上による映画の宣伝効果を調査しました。




きくちゆうきが誹謗中傷への訴えが敗訴の理由


2019年12月12日から2020年3月20日までTwitterに投稿された『100日後に死ぬワニ

 

最後はどういう展開になるのか、毎日の投稿が楽しみだったファンが多かっただけに、作品が終わった直後のビジネスを匂わす宣伝は読者の反感を買ってしまいました。

 

作者のきくちゆうきさんは人気者から一気に様々な疑いを背負う立場に。

 

Twitterの彼のアカウントには多くの非難する言葉のほかに、誹謗中傷する書き込みもありました。

 

これに対しきくちゆうきさんは、自身への誹謗中傷する書き込みを記録していたようで、

 

「しっかりと対処しようと思っているぞ」

 

と訴訟を起こす姿勢を2020年の5月にツイートしています。

 

あれだけの知名度を誇る作品だっただけに、賛否両論の声も当たり前だと思いますし、幕切れの余韻の問題などから熱烈なファンが一気に作者への怒りをぶつける発言も多かったのは事実ですが、それを記録に取っているアピールはかなり怖い一面だと感じました。

きくちゆうきの敗訴の具体的な2つの理由


100日後に死ぬワニ』ときくちゆうきさんの話題が人々の記憶から薄らいでいた裏では、本当に弁護士を雇って訴訟を起こしていたようです。

 

きくちゆうきさんと弁護士は、Twitterに「きくちゆうきも一緒に〇ねばいいのに」と書き込んだアカウントの情報開示するよう倉敷CATVに訴えていましたが、裁判側はこれを棄却、今年6月3日に敗訴が決定しました。

 

敗訴の理由は、

 

「『100日後に死ぬワニ』との関連以外の投稿根拠がない」

「投稿が繰り返されてない」

 

とされています。

 

つまりは、「きくちゆうきも一緒に〇ねばいいのに」という投稿は一見、訴訟する起爆剤になるときくちゆうきさんは勝ち目を目論むも、実際に訴訟したら敗訴が決まったわけです。

 

その理由として、『100日後に死ぬワニ』の作中のワニと関連できるもので逆にそれ以外の理由が見当たらないことと、誹謗中傷するような投稿はこの1回だけで、社会生活に支障をきたすほどではないというのが裁判側の判断です。

 

敗訴の結果にきくちゆうきさん本人は声明など出していないのでどういう心境なのかはわかりません。

 

しかし、『100日後に死ぬワニ』でのイメージダウンが尾を引いており、Twitterでは「きくちゆうきの敗訴は作品より面白い」などと皮肉が書かれています。

 

個人的には作品が面白くなかった場合に、映画館の入場料を払って鑑賞した感想にまで作者が噛み付くというイメージが更にファン離れの加速になりかねない話題に思えました。

 

また誹謗中傷による裁判は珍しいケースなので、敗訴理由を読んだ人の中には「(誹謗中傷は)1回だけならいいのか」と疑問視する声もありました。

 

なので、きくちゆうきさんは自分のためだけじゃなくみんなのために訴訟をするぞ!というスタイルで訴えたら、自らのイメージダウン&誹謗中傷でも敗訴する実例を作ってしまっただけという切ない実績を叩きつけられたのかもしれません。

 

正直なところ、きくちゆうきさんが自分への誹謗中傷が許せないから訴訟するぞ!って言うなら敗訴してもお疲れ様の一言でした。

 

しかし、【世の中の為】とか【お金はかかるけど】のようなおためごかしな修飾語がプロの作家としてどれだけファンから反感を買うのか理解されていなかった所が改めて残念でなりません。

きくちゆうきの敗訴が訴訟ビジネスと思われる理由


きくちゆうきさんの起こした訴訟に対し、「訴訟ビジネス」と疑っている方もいますが、なぜそのような話が出てきたのか?

 

その訳は、きくちゆうきさんが雇った弁護士にあります。

 

訴訟にあたって、きくちゆうきさんが雇った弁護士があの福永活也弁護士です。

 

福永活也弁護士といえば、過去に政治家であるNHK党立花孝志代表と手を組んでネット上に書き込んだ誹謗中傷者に対して片っ端から訴訟を起こす所謂「訴訟ビジネス」という言葉を広めた人物で、名前を知っている方も多いでしょう。

 

金銭目的ともいえる訴訟ビジネスを行っていたので当然ともいえますが、福永活也弁護士は能力の高さと反比例するかのように評判はあまりよくありません。

きくちゆうきの敗訴にホッとする声も


正直なところ、僕は今回きくちゆうきさんが敗訴したことは笑っていませんがホッとはしています。

 

創作活動をする上では大なり小なり批判は当たり前だと思いますし、あれだけ多くの脚光を集めておいて避難の声にだけは徹底抗戦という姿勢は、少々生き汚いと思えるところがあるからです。

 

もちろん明確な殺意や害意など、確実にきくちゆうきさんの身に降りかかる可能性を感じさせるものには適切に対応すべきですが、今回の訴訟相手からはきくちゆうきさんを攻撃する意図があまりにも希薄すぎました。

そしてきくちゆうきさんが誹謗中傷の書き込みを逐一記録していたこと、誹謗中傷者に対し実際に訴訟を起こしていたことも相まって、「訴訟ビジネス」と囁かれるようになったのではないでしょうか。

 

ただきくちゆうきさんからすればとんだ風評被害ともいえ、きくちゆうきさんへの批判は目に余る書き込みも多くあり、今回の訴訟も誹謗中傷者への対処としてはなんらおかしくはないように見えます。

 

福永活也弁護士は今回のようなネット上の誹謗中傷によるトラブルに専門的知識を持つ弁護士です。

 

きくちゆうきさんが訴訟するにあたって、ネット上の誹謗中傷に強い、専門とする弁護士を雇ったのがたまたま福永活也弁護士だったという見解もできます。

 

ただ、福永活也弁護士は知識も実績も持っていながら、時としてtwitterで顔も見えない人をむやみに煽るクセを感じさせる発言もあるため、できれば能ある鷹は爪を隠すように、心の内側をtwitterでつぶやくことをしない方が良いかなって感じてしまうのです。

きくちゆうきの敗訴や炎上による映画の宣伝効果は?


きくちゆうきさんが敗訴したことが話題に挙がり、一部では「映画の宣伝目的では?」という声もありますが、実際はそんんあ意図は無いと思います。

 

僕がきくちゆうきさんの立場なら、映画の観客の見込み客とも言えるtwitterを見てくれる人に対して訴訟をチラつかせたり、アンチの意見に過度に対抗意識は絶対に表に出しません。

 

そんな部分を晒してしまえば、映画館に足に運んだ後に酷評をしたら訴訟をチラつかせられる作者だから絶対に見ないようにしなくちゃ!と思われるリスクがあるからです。

 

『100日後に死ぬワニ』は今年7月9日に映画公開されることが決まっており、映画公開直前にして再び作者及び作品が注目されるよう計画的な訴訟だったのではないかという噂も流れています。

 

映画の宣伝だとしたら勝訴で名誉を回復しての形が好ましい(?)ですが、いずれにしても少々強引な考え方ですね。

 

今回の訴訟と映画の宣伝との関係性を裏付けできるものはありませんし、そもそも映画の宣伝ならそんな回りくどいやり方でなくても効果的な宣伝方法はいくらでもあります。

 

ただ、今回のきくちゆうきさん敗訴の話題が挙がったことで、

 

「うわっ、本当に訴訟起こしてたんだ」

 

と思った人もいるはず。

 

誹謗中傷の書き込みも記録していた背景から「陰湿な人」とも言われ、さらなる悪印象を与えてしまったのも事実です。

 

きくちゆうきさんの人柄は主にTwitterでしか窺えませんが、炎上前からあまり多くを語らないふしがあり、ツイートも作品の告知がメインでごくたまにプライベートなツイートをする程度でした。

 

炎上後はプライベートな発言はすっかり減ったものの、火消しに努めるでもなく粛々としていた様がかえってさまざまな噂が出回ってしまった原因ではないでしょうか。

きくちゆうきの敗訴の理由のまとめ


ネット上で久々に話題に挙がったきくちゆうきさん、『100日後に死ぬワニ』の炎上中に書き込まれた誹謗中傷に対し、訴訟を起こし敗訴していました。

 

炎上でのイメージダウンが尾を引いており、各所から「訴訟ビジネス」、「映画の宣伝」などの噂、批判が出ています。

 

訴訟ビジネスと噂される原因となったのは、きくちゆうきさんの弁護士が過去実際に訴訟ビジネスをしていた福永活也弁護士で、きくちゆうきさんの印象をさらに悪くさせる要因になってしまいました。

 

今回の敗訴と映画の宣伝の関係付けられるものは見当たらず、宣伝効果としては訴訟を起こしていたことが悪印象を与えてしまったかもしれません。

 

『100日後に死ぬワニ』の炎上から今回の敗訴まで、謂れのないことを言われ続けるきくちゆうきさんが少々気の毒ですね。

今回の記事も最後まで読んでくださってありがとうございました。